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寒風が頬を撫でる冬の午後。
霜月家の小さな屋敷では、
淡い日の光が障子の隙間から差し込み、
暖かな空気が満ちていた。
吹雪(7歳)
雹河に自慢げに紙芝居を見せる
雹河(9歳)
吹雪(7歳)
母さん
雹河(9歳)
吹雪(7歳)
その夜、外の空気が急変した。
窓の外、空は暗く、雹が降り始めた。
父さん
長女
弟
母さん
吹雪(7歳)
吹雪(7歳)
その時、母さんは本当に冗談で言ったのか?
それとも、わかってた?
俺には何かが起きるとわかってた。
ずっと妙な匂いがしてた、音も鈍かった。
でも、まさかッ...
ザシュッッ
母さん
雹河(9歳)
長女
みんなで様子を見に行く
雹河(9歳)
ザシュッ...ザシュッ...
雹河(9歳)
雹河(9歳)
殺された。
奪われた。
俺たちの家族を。
幸せを。
きっと俺はその日から笑わなくなった。
雹河(9歳)
ドサッ
雹河が吹雪に覆い被さる
ジャッッッ
雹河(9歳)
俺は死にかけた。
呪いをかけられた。
雹河(9歳)
鬼に引っ掻かれた首筋の傷から
亀裂のような痣が一気に拡がった。
だけど、そんなのどうでもよかった。
俺が感じたのは怒りだけだった。
俺は父さんの三節棍刃を手に取り、
鬼を滅多刺しにした。
雹河(9歳)
吹雪(7歳)
雹河(9歳)
吹雪(7歳)
雹河(9歳)
俺たちは家を出た。
山を歩いた。
吹雪を担いでただ歩き続けた。
行き場はない。
ただ、誰かに吹雪を預かってもらおうと思った。
雹河(9歳)
目の前は歪んでいた。
死を確信していた。
でも、ある人に出会った。
鱗滝
雹河(9歳)
雹河(9歳)
鱗滝
雹河(9歳)
雹河(9歳)
パタッ
俺はその人の肩で倒れた。
厳密に言えば支えてくれた。
雹河(9歳)
鱗滝
雹河(9歳)
鱗滝
雹河(9歳)
鱗滝
雹河(9歳)
鱗滝
雹河(9歳)
雹河(9歳)
鱗滝
雹河(9歳)
雹河(9歳)
雹河(14歳)
鱗滝
雹河(14歳)
雹河(14歳)
雹河(14歳)
鱗滝
雹河(14歳)
雹河(14歳)
スタスタスタスタスタ...
俺は、もう吹雪の名を呼ぶことは無い。
吹雪と会うことは無い。
そう、決めていたはずだった。
吹雪
吹雪
禰豆子
炭治郎
吹雪
善逸
伊之助
吹雪
吹雪
瑠瑠
吹雪
瑠瑠
瑠瑠
吹雪
炭治郎
炭治郎
伊之助
全員が上を見上げる
パタパタパタパタッ
吹雪
宇髄
宇髄
炭治郎
雹河
吹雪
炭治郎
炭治郎
雹河
炭治郎
伊之助
雹河
炭治郎
雹河
雹河
吹雪
吹雪
吹雪
宇髄
宇髄
シュッッ...