一覧ページ

隠れた最強

第8話 - 第8話

105

2025年06月29日

#ウィンドブレーカー

#男主

四季

光時無斗

おはよ〜…(あくびする)

蘇芳

あ、おはよう光時君

楡井

おはようございます！

桐生

おはよ〜

柘浦

おはようさん！

光時無斗

あれ、桜はまだ来てないんだ

桜遥

(教室に入る)

楡井

あ、桜さん！

楡井

おはようございます

蘇芳

おはよう

桐生

はよ〜

柘浦

おはようさん

光時無斗

桜、おはよ〜

桜遥

級長ってのは何だ！？

楡井

ええっ！？

楡井

な、なんで怒ってんスか？

桜遥

そもそもなんでここで言えばいい事を

桜遥

わざわざメッセージでよこすんだよ？

桐生

え〜？

桐生

便利じゃんね、チャット

蘇芳

既読はついてたから見てるとは思ったけど

蘇芳

慣れてないと難しいよね

光時無斗

僕は、通知音がうるさくてなんかやだな〜

蘇芳

通知音は仕方ないよ笑

蘇芳

でも大丈夫だよ桜君

蘇芳

今からその話しするから

2年の級長と副級長達が教室に入ってくる

蘇芳

多聞衆2年の級長と副級長達だ

先輩

榎本:おら、注目！(巻舌)

楡井

はぁ〜…！

楡井

凄い凄い、2年の有名人ですよ

楡井

榎本さん

先輩

榎本:おらぁ、座れ！(巻舌)

楡井

楠見さんに…

楡井

梶さん！

楡井

間近で見れるとは…

桜遥

(何だこいつ…、1人だけやる気ねえな)

先輩

榎本:お前らには今から、級長を決めてもらう(巻舌)

先輩

榎本:級長ってのは、クラスのまとめ役でありケツ持ちだ(巻舌)

先輩

榎本:そのクラスの問題はそいつの責任になる(巻舌)

先輩

榎本:自薦他薦は問わねえ、チャッチャと決めろ(巻舌)

蘇芳

はい

柘浦

おお、蘇芳

柘浦

立候補かいな

蘇芳

桜君がいいと思います

桜遥

え？

桜遥

はあ？！

桜遥

い、いやちょっと待て

柘浦

なんや、そういう事かいな

柘浦

それやったら、わしも桜君ええと思うで

柘浦

桜君、初日もやったけど昨日もごっつカッコよかったしな

柘浦

わしは賛成や

桜遥

お、お前まで何言って…

桐生

は〜い、俺も賛成

楡井

おおお、俺も賛成です！

桜遥

待て待てお前ら

桜遥

こ、こういうのはあいつのが適任だろ！(杉下を指す)

蘇芳

杉下君はこういうのやるような子じゃないし

桜遥

俺だってそうだろ！

光時無斗

僕も桜でいいと思う〜

桜遥

お前まで！

桜遥

大体何やったらいいか分からねえし

桜遥

そもそも俺は外の人間じゃねえか

クラスメイト

そんなの関係なくね？

クラスメイト

お前はもうここにいるんだし、中学生助けたのもお前と杉下なんだろう

クラスメイト

獅子頭連の副頭取にも勝ったって話じゃん

クラスメイト

それによ、実力的に本命の3人が推してんだ

クラスメイト

俺ら文句はねえ

蘇芳

桜君、もし君がやってくれるなら俺が副をやるよ

蘇芳

もう1人は…

蘇芳

楡君やる？

楡井

えっ！？お、俺ですか？

光時無斗

みんなが任せていいって言ってるんだし、別にいいじゃん

蘇芳

そうだよ、それでもダメかい？

桜遥

(級長ってのはクラスのてっぺんみたいなもんだろう)

桜遥

(俺は自分を認めるためにてっぺんになろうと思っただけだ)

桜遥

(それ以外やりたい事なんてねえんだ)

桜遥

(あの時からずっと考えてた、俺は…)

桜遥

(あいつと同じなのかもしれない)

桜遥

(それなのに俺が？)

梶

何チンタラしてやがんだよ！

梶

総代やれって言ってんじゃねえんだ！

梶

たかだか級長決めんのに、こんなのクソ時間かけてんじゃねえよ！

キーン…

梶

こんなもん誰がやったって同じなんだからよ！

光時無斗

(声デカ、うるさ〜)

楡井

ちょ、ちょっと声大きすぎやしませんかる(耳塞いでる)

蘇芳

急にびっくりしたね(耳塞いでる)

梶

だから！

先輩

楠見:(梶のヘッドホンを取る)

梶

早く決めろ(ヘッドホンの音漏れ)

クラスメイト

(そんなでかい音で？)

梶

おいお前(桜を指す)

桜遥

ああ？

梶

お前がやれ

梶

はい、決まり

桜遥

はぁ？

桜遥

はぁ！？何勝手に…

梶

お前、こいつらに任されてるふうだったじゃねえか

梶

それを何グダグダと…

クラスメイト

(やっぱり聞こえなかったのか)

梶

誰もはなから100点なんて期待してねえよ

梶

それでも使えなきゃ、他の奴がやりゃいい

梶

(ヘッドホンをする)

梶

以上！終わり！

桜遥

おい！お前級長なんだろ？

桜遥

なにあいつに仕切らせてんだよ！

楡井

あ、ちょ…桜さん

先輩

榎本:ああ？何言ってやがんだてめぇ(巻舌)

先輩

榎本:多聞衆2年の級長は、こいつ…

先輩

榎本:梶蓮だ(巻舌)

桜遥

(こいつが…級長？)

先輩

榎本:つうわけで、多聞衆1年の級長は桜に決定(巻舌)

桜遥

はぁ？ちょっと待て

桜遥

俺はまだやるなんて…

桜遥

つか、なんで俺の名前…

先輩

榎本:級長が仕切れって言ったのはお前だろう(巻舌)

先輩

榎本:その級長が言ったんだ、文句はあるめえ(巻舌)

桜遥

ぐぬ…

蘇芳

大丈夫だよ

蘇芳

桜君1人でやれって言ってるんじゃない

蘇芳

俺達もいるんだし

光時無斗

そだぞ〜

柘浦

せやで桜君

柘浦

相手を魅せるんがわしの美学

柘浦

副やなくても、しっかり協力すんで

桐生

うんうん

桐生

面倒事押しつけちゃった手前ね

桜遥

てめぇ、それが本音か

梶

……(ヘッドホンを外し光時の前まで来る)

光時無斗

え？え、何んすか？

梶

お前、副級長やれ

光時無斗

え？

光時無斗

でも、副級長は蘇芳と楡井でー…

梶

副級長が一人増えたからって、どうこうなるようなもんじゃねえだろ

光時無斗

えー、えっと

蘇芳

いいんじゃない？

蘇芳

一緒に頑張ろ

楡井

はい！頑張りましょう！

蘇芳

杉下君も、そういう事だからよろしくね

蘇芳

って、寝てるね

楡井

あ、あのあの！

楡井

多聞衆1年のグループ作ってもいいでしょうか？

クラスメイト

杏西:おしきた！

クラスメイト

アカウント教えてくれ

クラスメイト

片っ端から招待しとくわ

先輩

榎本:桜、蘇芳、楡井、光時(巻舌)

先輩

榎本:俺達とも連絡先交換しとくぞ(巻舌)

楡井

ふおおっ！2年生の連絡先！

蘇芳

良かったね

先輩

榎本:ここのクラスは良い奴が集まったな(巻舌)

先輩

榎本:しっかり引っ張っていけよ(巻舌)

桜遥

引っ張るっていったって、何すりゃいいんだよ

先輩

榎本:まあ、とりあえずやりたいようにやってみろよ(巻舌)

桜遥

(だから、やりたい事がねえんだって)

先輩

榎本:はぁ…

先輩

榎本:今日の放課後の見回りは多聞衆だ(巻舌)

先輩

榎本:お前ら、新米幹部は梶につけ(巻舌)

楡井

ささ、桜さん

楡井

そんなにガン飛ばさなくても…

桜遥

ああ？飛ばしてねえよ

楡井

いや、でもあの

楡井

梶さんは中学上がるころまでは、喧嘩っ早くて

楡井

手がつけられなかったそうです

楡井

教室の時みたいに、何がきっかけで怒るか分からないので

楡井

刺激しないほうが…

光時無斗

ふあ〜(あくび)

モブ達

おばあちゃん:梶くん

先輩

楠見:ﾄﾝﾄﾝ(梶の肩を突く)

梶

うん？どうした？

モブ達

おばあちゃん:うちの子が…

モブ達

おばあちゃん:リサちゃんがまた見つからないの

光時無斗

迷子かな？

梶

はぁ？またかよ

梶

ちゃんと見てろって言ったろう

モブ達

おばあちゃん:ごめんなさい、私の不注意で…

梶

クソしょうがねえな

梶

泣いてんじゃねえ

梶

俺らが何とかする

梶

何か特徴はあるか？

モブ達

おばあちゃん:今日はピンクのリボンをしてるの

梶

分かった

梶

もしかしたら家にモドフるかもしれないから

梶

ばあちゃんは帰ってろ、いいな？

モブ達

おばあちゃん:ありがとう、ありがとう

梶

じゃ、楠見

梶

あとよろしく

先輩

楠見:ｺｸ

桜遥

え？

光時無斗

え？

楡井

丸投げ、ですか？

光時無斗

そう、みたい？

桜遥

(自分では何もしねえのかよ)

桜遥

(あれが級長、リーダーなのか？)

桜遥

(もっとリーダーってのは…)

先輩

楠見:(スマホの文字を打ってスマホをポケットにしまう)

楡井

共有されたみたいですね

楡井

仕事が早い

楡井

でも心配ですね、早く見つけてあげないと

桜遥

たり前だ

桜遥

ぜってえ俺らで見つけるぞ

楡井

おお

通知音

蘇芳

メッセージ→「迷子の子
ぜってえオレらで見つけるぞ！
って級長が言ってるよ」

桜遥

なな、何勝手に！

蘇芳

いいじゃないか

蘇芳

きっとみんな気合い入るよ

光時無斗

これはいいな笑

桜遥

い、いやこれ

桜遥

何も反応なかったら、俺恥ずかしいだけじゃ…

通知音

蘇芳

ほら、みんなやる気出てる

楡井

桜さんどうかしたんスか？顔赤いっス

光時無斗

照れてるんだよ〜笑

光時無斗

ね？桜〜笑

桜遥

何だっていいだろ！

桜遥

行くぞ！

桜遥

(何が頭にぶつかる)フガッ！

桜遥

ウウッ…

楡井

桜さん？

桜遥

痛え、何だ？

楡井

大丈夫すか？

先輩

榎本:いたいた、こっちだ！(巻舌)

先輩

榎本:桜か！そいつ捕まえろ！(巻舌)

桜遥

ああ？なんで？

先輩

榎本:そいつだ！そいつがリサちゃんだ！(巻舌)

桜遥

はあ？！

先輩

榎本:捕まえろ！(巻舌)

飛ばします☆

めっちゃ飛ばしたけど許してちょ☆

桜遥

クッソ…、こんなにいっぺんに覚えらんねえよ

光時無斗

(教室に入る)ふあ〜(あくび)

楡井

でらあっちの人が…

光時無斗

なにしてんの〜？

楡井

桜さんがクラスのみんなの名前を覚えたいと言ってきたので今教えてます！

光時無斗

そうなんだ〜

光時無斗

大変そ〜笑

桐生

じゃあ、俺の名前は？

柘浦

わしは？

桜遥

いちいちうるせぇ！はっ倒すぞ！

桜遥

おい次！

桐生

あっ、ひど〜い(同時

柘浦

あっ、ひど〜い(同時

楡井

え〜っと、じゃ次は…

楡井

杏西さん、怪我してる

楡井

何かあったんでしょうか？

楡井

何も情報入ってないですよね

放送⤵

梅宮:お〜い！

梅宮:1〜2年の級長副級長は屋上に集まれ〜い！

柊:馬鹿梅宮！

柊:急に放送入ったらびっくりするだろうが

梅宮:え？ああ、ピンポンパンポーンってやつか

梅宮:どれ？

柊:もう遅えわ！

キーン…

桜遥

もう放送室出禁にしろよ

蘇芳

早速お呼びがかかったね

桜遥

朝っぱらからかよ

楡井

ななな、何事でしょうか？

楡井

は、早く行きましょう、桜さん蘇芳さん光時さん！

光時無斗

じゃあ、行くか〜

桜遥

わ、分かったから引っ張んな！

桐生

いってらっさ〜い(同時

柘浦

いってらっさ〜い(同時

楡井

あ！もう皆さん集まってますよ！

光時無斗

ん？あれ杉下じゃ？

楡井

教室にいないと思ったら…

先輩

榎本:おう桜、楡井、蘇芳、光時こっちだ(巻舌)

桜遥

朝っぱらから呼び出して何すんだよ

先輩

榎本:それぞれの衆幹部の顔合わせだ(巻舌)

先輩

榎本:つっても、2年は1年からの続投がほとんどだな(巻舌)

先輩

榎本:1年も中学のころから名を売ってる奴らだ(巻舌)

先輩

榎本:みんな顔も見知ってる(巻舌)

楡井

蘇芳さんも皆さんと知り合いですか？

蘇芳

う〜ん、そうだね

蘇芳

全員ではないけど、話したことくらいなら…

桜遥

クラスの奴プラス、この人数の顔と名前を覚えるのか？

楡井

それは大丈夫っすよ、桜さん

楡井

分からない人がいたら俺が教えるので

蘇芳

え？

楡井

一応ひと通り言っときますか？

楡井

あの奥の赤いシャツの人が…

光時無斗

ちょ、ちょって待って楡井

光時無斗

楡井は全クラスの級長とかわかってるの？

楡井

あ、いえ

楡井

学校全員の顔と名前が分かってるってだけです

蘇芳

覚えたの？

楡井

はい、昨日名簿を借りて

楡井

喧嘩では皆さんの役に立てないですし、顔と名前を覚えるのは

楡井

比較的、得意な方なので

楡井

俺が覚えてたら、桜さんのここでの生活がスムーズになるかって

楡井

て、てっぺんまで案内すると決めたので

蘇芳

楡君凄いね、俺派こんな短時間ででは無理かな

楡井

あ〜、いやそんな

蘇芳

う〜ん、俺だったら…

蘇芳

そうだな、交渉役とかどうだろう？

蘇芳

相手に自分の要求のませるのは得意だし

蘇芳

それとなく情報を聞き出すこともできるよ

楡井

な、なんか怖いっす

蘇芳

(桜の肩に手を置く)まあ、お互いに得意なことやっていこう

光時無斗

(得意なこと、か…)

桜遥

(後ろを向く)

桜遥

まあ、その辺は任すわ

桜遥

楡井蘇芳光時

楡井

あ、あれ？

蘇芳

良かった〜

蘇芳

名前覚えててくれて

桜遥

お、覚えてるわ！

光時無斗

なかなか呼んでくれないから、忘れたのかと思ったよ〜笑

梅宮

悪い！遅くなった

力尽きたので今日は終わり！バイバーイ☆

隠れた最強

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

105

1件

四季

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

隠れた最強

第8話 - 第8話

作者の他の作品すべて見る

#ウィンドブレーカーの新着小説
一覧

関連するタグ

隠れた最強

第8話 - 第8話

作者の他の作品すべて見る

#ウィンドブレーカーの新着小説一覧

関連するタグ

#ウィンドブレーカーの新着小説
一覧