〇〇
第2ラウンド行きますかー!
レオナルド・ルナ
(君の活躍は分かったよ)
〇〇
(……へー)
レオナルド・ルナ
(だけど君はそれまでだ)
レオナルド・ルナ
(ロキ)
ジュリアン・ロキ
(もらいましたよ)
〇〇
ふーん、神童くんか
〇〇
これは見物だ
蜂楽廻
神童くんでも2回目はないよ
ジュリアン・ロキ
(2回も同じルートは分かりますか)
ジュリアン・ロキ
(でもあなたは僕に追いつけません)
蜂楽廻
なっ……!
蜂楽廻
股抜きからの疾走?!
潔世一
……(まずい、考えるんだ)
潔世一
(せっかく世界選抜との2回目の試合なのに、)
潔世一
(このままさっきと同じことを繰り返すのか?)
潔世一
(〇〇は……)
〇〇
…………
潔世一
(観察してる……?)
潔世一
(このゴールは捨てる気か?!)
ジュリアン・ロキ
(みなさんあまり守る気がないようですね)
ジュリアン・ロキ
(それではいただきますよ)
GOAL!!
1ー1
蜂楽廻
……ちぇ
〇〇
…………
レオナルド・ルナ
(……どう?)
レオナルド・ルナ
(これで分かったかな?君でも俺らには適わないよ)
〇〇
(……分かったよ)
〇〇
お前らのプレーは笑
レオナルド・ルナ
(…………)
〇〇
さて、取り返そうか
潔世一
おい、〇〇
潔世一
なにか勝算はあんのかよ
〇〇
え、私が居るじゃん
潔世一
は……?
〇〇
潔は普通にサッカーやって
〇〇
後は私が勝手に使うから
潔世一
おい待てよ
潔世一
そんな不確定要素だらけでこいつらに勝てるわけ……
〇〇
うるさい
〇〇
黙って動いてろ
〇〇
駒が
潔世一
(んなっ……、)
蜂楽廻
〇〇っちもエゴ化しちゃうのね
蜂楽廻
んじゃ俺は駒らしく動きますか
糸師凛
おい、姉貴
〇〇
……何
糸師凛
……なんでもねえ
〇〇
……そ、じゃあ行こうか
〇〇
最初は誰から来る?
アダム・ブレイク
(お前から仕掛けてくるなら例え接触しても無しだよな?)
〇〇
(ありに決まってるだろばーか)
アダム・ブレイク
(そう言えるのも今のうちだ)
〇〇
おっと
〇〇
ごめんねー
〇〇
私フィジカル系苦手ー笑
〇〇
同じ女の子相手ならいいけどこれは体格差ありすぎ
〇〇
だけど、そういうフィジカル系には小回りとスピードで避けちゃうよね
アダム・ブレイク
(……ガキが)
〇〇
(ごめんね、おじさん♡)
潔世一
あいつを抜かした……?
潔世一
…………
蜂楽廻
やっるー!
〇〇
さて、次は……
ジュリアン・ロキ
(流石ですね)
〇〇
やっぱり来るよね
〇〇
神童くん
ジュリアン・ロキ
(ですが何回やっても勝つのは僕達です)
〇〇
それはどーだろうね?
〇〇
……スッ…
ジュリアン・ロキ
(後ろ……?)
ジュリアン・ロキ
(そこには誰も居ないんじゃ……)
〇〇
(居ろよ潔)
潔世一
完璧
ジュリアン・ロキ
(?!)
蜂楽廻
やっば、何あの2人
パブロ・カバソス
(特攻だけしか脳無いの?)
潔世一
っ、くそが……
潔世一
それなら、、蜂楽!!
蜂楽廻
あいあいさー!
蜂楽廻
俺には誰が着いてくんだろな♪
ジュリアン・ロキ
(……ふむ、やはりこのチームの中心はあの子ですね)
蜂楽廻
ありゃ、神童くん
蜂楽廻
ガチで俊足じゃん
蜂楽廻
んにゃ……!
蜂楽廻
OKそこね
蜂楽廻
行くよ
〇〇
ナイスめぐるん
〇〇
んで最後は……
〇〇
貴公子くんか
レオナルド・ルナ
(君の実力が凄いことは理解した)
レオナルド・ルナ
(でも君一人じゃどうにもならないだろ?)
〇〇
……誰が1人だって?
〇〇
……ほら
糸師凛
……!!
レオナルド・ルナ
(糸師凛?)
〇〇
前みたいにしたいんでしょ?
〇〇
なら、着いてきてよ
糸師凛
………うるせぇよ
〇〇
さあ姉弟の時間だ
糸師凛
ふん
〇〇
……!
〇〇
走れ凛!
糸師凛
……?!
ダダ・シウバ
(忘れるなよクソガキ共)
糸師凛
(くそっ、せっかく姉ちゃんがくれたチャンスなのに……)
糸師凛
(誰にやる、誰が1番いい)
糸師凛
(誰だ……?!)
〇〇
……(凛)
糸師凛
(……?!)
〇〇
……(渡せ)
その時の姉ちゃんは昔のようで
恐ろしくて綺麗で
それと同時に
楽しそうだった。






