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これからリハーサルだというのに直弥はまだ来ない
連絡もなしに遅れるなんていつもはありえない
みんなも心配していた
颯斗は心ここに在らずという表情をしている
何か嫌な予感がする
直弥に電話をすると切れる直前というところでギリギリ繋がった
玲
玲
玲
直弥
玲
玲
玲
玲
直弥
玲
玲
嫌な予感は的中したみたいだ
電話に出た直弥の声は震えていた
俺は心配で急いで直弥の元へ駆けつけた
扉を開けて見えた直弥は酷いものだった
誰かにレイプされたかのような
玲
玲
玲
泣いていた直弥は俺の顔を見て少し安心した様子に見えた
直弥
直弥
直弥
想像はしていたがそうであって欲しくはなかった
やっぱり颯斗はなおくんのことが、、
直弥
直弥
直弥
直弥
俺は苦しそうに言う直弥を見ていられず思わず抱きしめた
玲
玲
玲
玲
玲
何度も
何度も
俺はそう声をかけ続けた
玲から電話が来た
こんな姿見せられない
それでも
まだ腰が抜けてどうすることも出来ない
それに
今一人でいるのはきつい
俺は玲に甘えた
玲
玲
そんな言葉をたくさんかけてくれた
俺はずっと玲の胸で声を上げて泣き続けた