蒼
桃
本編スタート!
ドサッ
蒼
…え?
僕は桃先輩を押し倒してしまっていた
僕の目の前には桃先輩の蒼い瞳
唇と唇の距離はわずか数cmほどで
鼻と鼻はもう触れ合っていた
蒼
ッッッッ!!!!////
目の前の光景に思わず顔が赤くなる
桃
っ…痛ってぇ…
桃先輩は片目を閉じて辛そうにする
桃
あの…ちょ、苦しいんですけど…
桃先輩はそう言って僕の背中を叩く
蒼
…ッハ!!
蒼
す、すみません!!!!
僕は急いで桃先輩から離れる
蒼
っ〜〜///
僕はさっきの光景を思い出し ますます顔が赤くなる
桃
っ…ふぅ…
桃
蒼…怪我はないか?
桃先輩は床に座りながら僕に尋ねる
蒼
あ…はい、なんとか………ッ!?//
蒼
ちょ!先輩!!服が…//
僕は桃先輩の格好を見て思わず 顔を背ける
桃先輩のシャツはびしょびしょに 濡れて胸元が透けていた
僕が持っていたコップの水が 桃先輩にかかってしまったせいだ
桃
あぁ…これくらい問題ない…
桃
時間が経てば乾くだろ!
桃先輩は何事も無かったかのように 立ち上がる
蒼
いやいや!服透けてますし…
蒼
それに…目のやり場に困ります…//
僕は目を背けながらそう言う
桃
ん〜…
桃先輩は少し悩んでから、
桃
じゃあ家帰って着替えよっかな…!
思い付いたようにそう答えた
桃
そうと決まれば早速行くぞ!!
そう言って桃先輩は僕の腕を引っ張る
蒼
え!?僕もですか!?
桃
ったり前だろ!せっかく遊びに誘ってくれたんだし…できるだけ長く一緒にいたいじゃん?ニコッ
桃先輩は微笑みながらそう言う
蒼
(ドキッ//)
それから僕達はカラオケを後にし 桃先輩の家へ向かった
僕達はまもなくして 桃先輩の家に着いた
蒼
お、お邪魔しま〜す…
僕はリビングへと入る
桃
散らかってるけどごめんな〜
蒼
い、いえ!とっても綺麗です…!
桃先輩の家は掃除もしっかりされて おりとても整っていた
蒼
(桃先輩の家だなんて…緊張しちゃうなぁ)
そんなことを考えていると、
桃
そこら辺に座っといて!俺ちょっと着替えてくるわ!
そう言って桃先輩はリビングから 出て行ってしまった
蒼
そこら辺って言われても…
僕はあまり落ち着くことが出来ず オドオドしてしまう
蒼
あっ!
部屋を見渡していたら棚の上に 可愛い猫の置物を見つける
蒼
可愛い〜!♡
僕は置物の元へと駆け寄る
蒼
(桃先輩…猫、好きなのかな…)
桃先輩の意外な一面を見れた気がして つい笑みがこぼれる
蒼
…ん?
すると猫の置物の横に 1つの写真立てがあるのに気付いた
蒼
これって…?
そこには楽しそうに笑っている 桃先輩と
1人の女性の姿があった