あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に私は特急電車に乗っていた
やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。
その男は電車のドアが閉まると、
突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた
見知らぬ男
見知らぬ男
男が私に話しかけてきた
私
私が聞き返しても
男は無視してまた違う人に話しかけた。
私
私
見知らぬ男
乗客
見知らぬ男
乗客2
そんなやり取りを繰り返していく
私
どうやらその男には、人を見ただけで年齢を当てる特殊能力があるらしい
次の停車駅までは15分以上ある
私も含めみんな男に注目し始めた
見知らぬ男
乗客3
私
最後に質問された乗客は笑顔でそう答えた
年齢を当てていた男の顔が急に青くなった
私
私は男に話しかけた
すると男は、青い顔を私に向け、こう言った
見知らぬ男
コメント
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その日に死ぬのよ〜