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無名くん
無名くん
仕事終わり、重い足取りでアパートに戻った。
最近、疲れが抜けねぇ。変な視線感じたり、ポストに気味悪いメモ入ってたり。
確実にこれは…ストーカーがいる。早く出てこいやぶっ殺してやる…
ドアノブを握った瞬間。
爆豪勝己
鍵が、何の抵抗もなく''カチャ''と回った。
爆豪勝己
爆豪勝己
爆豪勝己
いや、それよりも…
なんで俺の手は震えているんだ?
爆豪勝己
勢いよくドアを蹴るように開けて、中を覗く。
爆豪勝己
もちろん返事はない。
爆豪勝己
爆豪勝己
少しの恥ずかしさと共にリビングに入る。しかし、何か違和感。
爆豪勝己
俺には分かる。家を出る前にはちゃんと家を片しているはず。なのに、
リモコンの位置、ベッドのクッションの角度も、ちょっとズレてる。飲みかけのペットボトルも、キャップが締まりすぎてた。
爆豪勝己
爆豪勝己
俺は手のひらから小さな爆発を起こしながら、部屋を注意深く見る。
…誰もいねぇ。少し安心のため息をしながらも、イライラが募ってきた。
爆豪勝己
その時、赤白髪のヤツを思い出す。
微笑みながらも冷たい笑顔。無駄に近い距離。
『…また来いよ。爆豪勝己。』
爆豪勝己
鍵は、その日からダブルロックにした。
爆豪勝己
緑谷出久
緑谷出久
うるせぇクソデクの声を、アイスコーヒーで流し込む。
今日は久々にシフトが早く終わったから、珍しく時間に余裕があった。
…本当は家にいたくないだけだったけど。
爆豪勝己
緑谷出久
爆豪勝己
緑谷出久
爆豪勝己
緑谷出久
クソナードの声が背中を追いかけてくる。
逃げるようにカフェのドアに手をかけて、勢いよく開けた。その瞬間ーー
爆豪勝己
ガツン。
開いたドアの向こう。
誰かと、肩がぶつかった。
爆豪勝己
聞き覚えのある、低くて柔らかい声。見上げた先にいたのは。
轟 焦凍