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無名くん
無名くん
無名くん
無名くん
無名くん
轟 焦凍
その一言が、どこまでも自然で、作り物みてぇに滑らかだった。
まるで、今日のこの再会が”用意されていた偶然”みたいで…
爆豪勝己
平然を装いながら応える。てかこんなやべぇ雰囲気纏っているヤツを覚えねぇわけが無い。
轟 焦凍
轟 焦凍
そのとき、背後から聞こえたのは現実に引き戻すようなデクの声だった。
緑谷出久
デクは赤白髪の隣に立って紹介するように笑顔で言う
緑谷出久
緑谷出久
爆豪は、ぎり、と歯を食いしばる。
爆豪勝己
そして、俺とデクと半分野郎は再度カフェの席に座る。
勿論、半分野郎は俺の隣に座る。 気分悪ぃ。
爆豪勝己
緑谷出久
爆豪勝己
轟 焦凍
そしてトイレから戻って、ただの世間話をする。
話題は他愛もないものばかりだった。
最近の仕事の話、雨の日の愚痴、どのコンビニの唐揚げがうまいだの、そんなこと。
半分野郎も一見、普通に会話に参加していた。
…ただ、時折、俺の手元をじっと見るような視線だけが引っかかった。
緑谷出久
爆豪勝己
轟 焦凍
轟 焦凍
爆豪勝己
なんでお前が心配するんだよ…
そして話が済んでカフェを後にする。 …意外と何もなくてよかった。
家に帰って風呂入ってベッドに横たわる
寝ようとしていたその時、
LINE♪
爆豪勝己
スマホを見る。
轟 焦凍
轟 焦凍
轟 焦凍
沢山のLINEの通知と1部誤字っているLINE。
爆豪勝己
思わず声が出た。
轟 焦凍
轟 焦凍
呆然としてる間にもドンドンLINEがくる。
てかまず__
なぜ俺のLINEを知ってる?お前には教えてないよな?どういうことだ?デクから教えて貰ったのか?いやカフェの時にあいつはスマホを開いてなかった。
沢山の考えが頭によぎる。そしてハッと一つの考えが思いつく。
爆豪勝己
カフェでの時間を振り返る。
スマホをテーブルに置いたままトイレに行った時間。
戻ってきたとき、確かに轟はまだ、座っていた。
爆豪勝己
あの短い数分間に、スマホを勝手に触られた。
そして今、まるで当然のように“連絡を取り合う関係”として設定されてる。
勝手に関係が進んでいる。
轟 焦凍
轟 焦凍
轟 焦凍
ブロック…ブロックしよう。
その時
轟 焦凍
轟 焦凍
轟 焦凍
は?行くわけが…まて、これ…
デクが危なくねぇか…?
爆豪勝己
爆豪勝己
轟 焦凍
轟 焦凍
…爆豪から返信が来た。
可愛い、勝己、可愛い。好きだ。大好きだ。ぐちゃぐちゃにしたい。愛してる。大好きだ。
轟 焦凍
明日、俺の家に緑谷は来ない。
だって、誘ってないからな。
コメント
2件
わー!!!尊い… 次回スッゴい楽しみです!