ユイト
ユイト
ユキヤ
ユイト
ユイト
ユイト
ユイト
図書室
俺とシンは同じクラスだった
その日はサマースクールで、 校舎がいつもより人気(ひとけ)が 少なかったのは覚えてる
ユイト
ユイト
シンと何人かの喋り声が聞こえたから 気付かれない程度に近くへ寄ったんだ
ユイト
アイツは自分よりデカい3年を見上げて 睨みつけていた。
ユイト
ドガッ!!
三年
三年
シン
三年
三年
ちょこまかと謝ってきたから
三年
ハハハ!!
耳を劈く不愉快な高笑いが聞こえてくる
三年
三年
ドガッ!!
1人が急所を突かれたのかぶっ倒れた
三年
シン
シン
三年
三年
3年がシンに殴りかかろうとしていた
ユイト
俺は加勢に入るつもりで飛び込もうと したがその必要はなかった。
三年
シンは殴りかかってきた3年の腕を肩に回して一息でひっくり返しやがった
シン
三年
アイツは4、5人に囲まれていたが他の奴らも同様に1人でぶっ飛ばしやがった。
シン
ユキヤ
ユイト
ユイト
ボッギギギ!!
シン
シン
ユイト
シン
不用心なんだな。
ユイト
シン
シンはユキヤを踏み付けている方の足をグググと強くねじ込む
ユキヤ
シン
岩下に3人もお世話になってるんだけど。
シン
ユキヤ
シン
技使うんじゃねぇぞ。
シン
ユキヤ
ユイト
ユイト
俺の命が幾つあっても足りねぇよ
シン
シン
シン
シン
ユイト
ユイトは眉をひそめる
ユイト
ユイト
思ってた。
シン
ユイト
ユイト
ユイト
ユイト
放送委員に用事があるんで
ユイト
放送室
放送委員
ユイトはユキヤを傍らに抱えて足を引きずり放送室の中に入った。
ユイト
ユイト
ユイトはユキヤを手近のイスに座らせ、 自身もイスに腰掛け両足を机に乗っけた
シイナ
ユイト
シイナ
シイナはユキヤの有り様を見て 訝しげにユイトを見る。
シイナ
シイナ
床には血痕の引きずり跡が残っていた
ユイト
ユイトはユキヤを親指で指さした
シイナ
シイナ
放送委員
シイナ
茶葉が大量に余っててね、血痕のお詫びと思って消費してくれ、
ユイト
シイナ
ユイト
コトッ
4つの机をくっつけ合わせた簡素な テーブルの上にコースターとカップが それぞれ3つ置かれる
ユイト
シイナ
シイナ
シイナ
巻き込まないでくれよな
シイナ
シイナ
ユイト
ユイト
ユイト
面倒だと思う。
シイナ
シイナ
ユイト
ユイトは自身の唇に人差し指を当てる
ユイト
ユイト
シイナ
シイナ
ユイト
シイナ
頼みをされている。
シイナ
ユイト
ユイト
シイナ
ペラッ
ユイトは何やら紙のようなものを 机の上に置いた。
シイナ
シイナ
シイナ
ユイト
ユイトは笑みを零す
シイナ
シイナ
ユイト
呑んでくれないのならば
ユイト
ユイト
ユイト
シイナ
ユイト
「これ」を渡してやろう
シイナ
ユイト
特注等身大フィギュア
机の上に置かれた写真には 等身大サイズ魔法少女のフィギュアと ピースをしているユウヤの写真が 置かれていた
シイナ
ユイト
ユイト
莫大な部費の埋め合わせのために
懸賞やキャンペーンに応募して
当たっては売って、稼いでいる
シイナ
シイナ
ユイト
きゅんきゅん魔法少女みーたんの大ファンであるシイナ、お前にとっては莫大な損失な筈だ。
※放送委員はオタクが多い
ユイト
ユイト
シイナ
ユイト
ユイト
ユイト
ユイト
ユイト
ユイトはニタニタと嗤う
ユイト
シイナ
ユイト
ユイト
部員に押し付けているんだ。
ユイト
イリヤ
イリヤ
シイナ
シイナ
シイナ
ユイト
ユイト
シイナ
ユイト
シイナ
シイナ
ユイト
シイナ
シイナ
ユイト