零シリーズ

ｰｰｰ2年3組ｰｰｰ

私はSuzu。

中学2年生。

隣にいるのは、親友のMana。

私には、双子の妹___Maiがいる。

私の学校では、双子は『別のクラス』 で分けられている。

学校によっては、同じクラスにする 所もあるらしいけど。

クラスの分け方は、 AiとNamiが1組、私とManaが3組 KokoとMai･Mokaが5組だ。

私達は、お弁当と水筒を持って 屋上に向かった。

私達の中学は、昼休みの時は 屋上を解放している。

見晴らしの良い所で 食べることにした。

1組のNamiとAiが小走りで来た。

レジャーシートを敷いている Namiが答えた。

確かに、2年校舎から理科室までは かなりの距離を歩かないといけない。

なるほど、往復してたのか。

本田先生は、去年入ってきた 新米先生。

それから、10分ぐらい経って…

5組のMai･Koko･Mokaが 息切れしてやって来た。

学生の人は、やりたくないであろう 鬼畜競技 シャトルランだ。

どうやら、5組の女子体育担当の 先生は、50代過ぎの男性だが、どうもその先生は、女子の間では不人気のようだ。

キーンコーンカーンコーン

2年生からは、そのクラスで3年を 迎えるというのが、 学校の決まりだった。

ｰｰｰ放課後ｰｰｰ

日上山

AiとKokoはその場所を 知っているみたい。

先生が、淡々と話す。

Suzuちゃんは、お煎餅を もぐもぐ食べている。

『5人の奏』のことを私はずっと 気になっていた。

お姉ちゃんが帰ってきた。

そして、聞いてみようと思った。

詳しいことは、 第1章序章〜第玖話を参照に。

お姉ちゃんが、取り出したのは 1枚の封筒。

お姉ちゃんの顔が怪しかった。