開いていただきありがとうございます! この作品は、保護者組(桃×黒)の 恋愛物語となっております! 本人様には全く関係なく、 全てフィクションのお話です。 また、少しキャラ崩壊が含まれます。 ご理解いただける方のみ続きをご覧ください。 ご理解いただけない場合は、 通報などをせず、速やかに ブラウザバックをしていただけると嬉しいです。
荒らしや、 その他迷惑行為になる行動を 固く禁止します。
ないこ
悠佑
ソファに座ってぼんやりしていると、 着替えを終えたないこが 満面の笑みで目の前にいる。 ないこは俺の左隣に勢いをつけて座った。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
ないこが興奮したように熱弁する。 ないこの歌もかっこよかったけどな、と 俺は反論しようとするが、 全くもってその隙がない。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
むしろないこがやりすぎやろ。 そんなことを思っていると、 ないこがいそいそと ポケットから何かを取り出した。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
差し出されたのは、ワイヤーがあるイヤホン。 前にないこが、 「これ短いんだけどー!」とか 文句言ってたやつだ。 何で今?とは思うけど、 俺は大人しく左耳につける。
悠佑
ないこ
ないこは満足したように笑うと、 いきなり距離をぐっと詰めてきた。
悠佑
ないこ
ないこが右耳にイヤホンをして、 頬が触れそうなくらい顔を近づけてくる。 向かい合って顔が近いわけやないけど、 いくらなんでも近いやろ!
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
自分の思いを込めた曲を ドキドキの誤魔化しに使うのは本意ではないが、 ないこの追及から逃れようと 俺はないこのスマホの再生ボタンを押した。
俺の歌声とビートが流れ出す。
ないこ
悠佑
俺のエフェクトのかかったソロパート。 ないこの前で聞くのはちょっと恥ずかしかったりして、 俺は照れ隠しに強いツッコミを入れる。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
最初のつかみでここまでうるさいと 心配になってくる。 イントロに入り、歌も止んだ。
ないこ
悠佑
にっこり笑うないこの頭を 俺は軽くしばく。 そんなこと気にもとめないないこは、 画面に釘付けになっていた。 ちょうど、メンバーのイラストが 順番に出てくるところだ。
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
さっきまであほみたいに騒いでいたくせに、 俺のソロのAメロが始まると 急に黙りこくるないこ。 音を楽しむその表情は満面の笑みだ。
俺のパートが終わって、 次はないこの番。
ないこ
悠佑
俺と比べると少し短いこのパート。 俺はその声に耳を傾ける。
ないこが終わり、次はまろ。 そうして他メンバーもどんどん出てくる。
悠佑
ないこ
ないこはまだ語り足りないという様子だったが、 俺の歌っているところが来た瞬間に 完全に音を聞く体勢に入った。
俺もそのないこの姿を見て、 目を閉じて音に聞き入る。
6人で歌うところでも、 好きな声は特別に鼓膜に響いた。
その後も、 各々音を聞いていた俺たち。
俺のパートが来ると、 ないこはにっこりと笑って 「あにき」と呟く。
ないこのパートが来ると、 俺の口角は自然に上がる。
そうして約四分間の曲が終わると、 自動再生で俺の歌ってみたが流れてきた。 先に俺の声が流れて、 その後に優しいピアノの調べが鳴る。
悠佑
ないこ
あなたへのおすすめの欄は ほとんど全部俺の歌ってみた。 俺のスマホの方も ほぼ同じようなことにはなっているが、 それは一回棚に上げておく。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
これが終わったらないこの何を流そうか、 と考えていると、 ないこが俺の肩に頭を乗せてきた。 イヤホンのワイヤー的には問題はなく、 俺はないこの好きなようにさせる。
ないこ
悠佑
ないこが俺の肩で目を閉じた。 このまま寝そうやな、とか思いながら、 俺はちゃんと自分の歌を聞いていた。
4分半くらいの曲が終わり、 俺は力の抜けたないこの手からスマホを取る。 動画を停止して、電源を落とした。
悠佑
俺の肩に呼びかけても返事はない。 完全に寝てるやん、と 微笑ましくて笑ってしまう。
悠佑
ないこの耳からイヤホンを優しく取ると、 くすぐったかったのか目を薄く開けた。
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ほぼ寝ているないこ。 可愛くて頭を撫でると、 嬉しそうに笑った。
ないこの動物は犬やったっけ。 ほんまに犬みたいなやつやな。
ないこ
悠佑
ないこ
さっきまで俺をめちゃめちゃに 照れさせてたやつとは思えない。 ないこは俺の腕をぎゅっと抱き、 俺の肩に顎を乗せて眠ってしまった。
悠佑
苦笑しながらも、 俺はないこの頭をゆっくりと撫でた。
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