藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
お前になれないよ
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
泣かせた理由は ホントに小さいものだった
藤井寺ゼン
ゼンは今は亡き 親友のナオキを思い出していた
更屋敷ハルカ
そしてハルカも 今は亡き兄のナオキを 笑った顔を思い出していた
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
この終焉ゲームに
クリアできたら
藤井寺ゼン
天国でアイツと会いたいな
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
天国で
藤井寺ゼン
お前もだ
更屋敷ハルカ
更屋敷ハルカ
きっと……
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
なんでもないです
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
言いたいこと我慢することとか
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
って訳じゃないですもん
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
アイツの弟なんかなって
たまに思うんだよ
更屋敷ハルカ
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
なれなくて
明るくないし
優しくないし
こんな弟…
更屋敷ハルカ
兄弟って思われませんよ
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
どういう意味ですか
藤井寺ゼン
もっと柔和に行こうって
ことだよ
藤井寺ゼン
兄弟なの?って言われるんだろ
更屋敷ハルカ
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
ことありますけど
更屋敷ハルカ
言われたくなかった(ボソッ)
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
そういう無神経なところが嫌いっていったんです!
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
ハルカは泣きながら 走り去ってしまった
ゼンはその後ろ姿を みることしかできなかった
藤井寺ゼン
ゼンはハルカを除く 五人に相談していた
沖原アオギ
加籐ユウキ
赤羽ヒロキ
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
若村明
思っていったわけですし……
沖原アオギ
事実っスよ
加籐ユウキ
赤羽ヒロキ
僕たちで殴る?
藤井寺ゼン
明
もう見方はお前だけだ!!
若村明
若村明
ハルカ君に
謝るんです
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
わかんないけど
若村明
藤井寺ゼン
ゼンはハルカの元へと向かった
藤井寺ゼン
部屋のなかにいんのかな
ゼンはハルの部屋へと向かった
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
謝りたいんだ
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
そうに言ってゼンは ハルカの部屋へと入った
ハルかはベットの上で うつ伏せに寝ていた
泣いて疲れたのかもしれない
藤井寺ゼン
寝てるのか?
ゼンがそっと ハルかの体をひっくり返すと ハルかは起きていた
更屋敷ハルカ
そうに言って そっぽを向いてしまったが 目の下が少し腫れていた
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
謝りたくて
ここに来たんだ
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
殴ってくれてもかまわない
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
部屋でもあるし……
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
言ってごめんな
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
なかったんだ
藤井寺ゼン
お前うなされてたし
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
藤井寺ゼン
見たんだろ?
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
今日はアイツのお誕生日
だけどお前に笑って
祝ってほしかったんだ
藤井寺ゼン
アイツも喜ぶだろ?
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
とっても仲良しな
いい兄弟だったよ
藤井寺ゼン
とっても楽しかった
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
泣くなよ
男だろ?
更屋敷ハルカ
先輩にひどいこと……
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
今回はお互い様だな
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
じゃああいつらんとこ
行きますか!
更屋敷ハルカ
殴っていいんでしょ
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
藤井寺ゼン
更屋敷ハルカ
更屋敷ハルカ
嫌いじゃないですよ
藤井寺ゼン
俺たちは笑って 明たちのもとへと向かった
その数日後
更屋敷ハルカ
あんたって人はっ!
藤井寺ゼン
お前ももっとなあ
更屋敷ハルカ
このバカ先輩!
藤井寺ゼン
お子ちゃまなんだよ!
ギャーギャー
加籐ユウキ
してんぞ
若村明
って言うじゃないですか
赤羽ヒロキ
沖原アオギ
写メとっとこ
若村明
今はまだ苦しくても 笑っていられる日が来るってことを 俺たちは願っているんだ