刀也
僕たちは2人でメニューを覗き込んでいた。
葛葉
葛葉は、真剣な顔をして暫くメニューと睨めっこをした後、ふと顔を上げた。
葛葉
刀也
決まるとすぐに店員さんを呼んで注文をした。
店員さんは注文を繰り返して確認すると、席を離れて厨房に入っていった。
刀也
僕が微笑むと葛葉は僕の顔を見て、『俺も』と言ってくれた。
刀也
葛葉
刀也
刀也
僕は思い出して興奮気味に言った。
葛葉
刀也
刀也
葛葉は、目を輝かせる僕の頭を撫でててクスクスと楽しそうに笑った。
葛葉
刀也
刀也
葛葉
刀也
葛葉
刀也
そう言うと、葛葉は目を丸くして小さく吹き出した。
葛葉
刀也
びっくりして俺も目を丸くすると、ギュッと僕の手を握った。
葛葉
もしかして僕1人で張り切ってる?
そうだとしたら恥ずかしい。
僕はカァッと顔を赤くした。
刀也
語尾になるに連れて声が小さくなる。
葛葉
葛葉はニヤニヤしながら僕の頭を撫でた。
刀也
いい?
と、オネダリするようにジッと見上げると、突然葛葉の顔が近づいてきて、唇にあたたかい何かが触れた。
突然のことに理解できなくて困惑していると、葛葉はスルリと僕の頬を撫でた。
葛葉
かわい……え?
なに?
唇に何ーー……
つい数秒前の記憶を辿り、思い出すと、爆発する勢いで顔が赤くなった。
刀也
小声で叫ぶと、葛葉はクスクス笑った。
葛葉
刀也
真っ赤な顔のまま訴えると、葛葉はニヤリと意地悪な笑みを浮かべた。
葛葉
葛葉
刀也
羞恥と困惑で頭がいっぱい。
おかしくなりそう。
僕はクラリとめまいを感じながら小さくため息をついた。
コメント
6件
あ、最高です❤︎
最高でしたありがとうございます!(´▽`)♡108にしとく