神谷涼
うわぁ!!
バタン
急いでいたせいか周りをよく見ていなかったせいで人とぶつかってしまった
神谷涼
すみません、、、
?
おや?君、どうしたのかな?こんな夜に
神谷涼
な、、、なんでも、、、ありません、、、
?
行く先がないなら、私の家に来なさい。
そう言うと無言で歩き出すおじさん
勿論行くあてがなかったので俺はノコノコとついて行ってしまった
先生から知らない人について行ってはいけないと聞かされていたが他にどうすればいいかも分からなかったし何より
?
寒いかい?
と言って俺にマフラーをかけてくれた
しばらく歩いているとそこには大きな一件家があった
中に入ると
?
おかえりなさい、あら、可愛らしい子を連れてどうしたのですか?
?
あぁ、実はなあそこの神谷さんの子みたいなんだがどうやら困った事になったらしく家に帰れないみたいなんだ。
?
あら、それは大変!
?
寒かったでしょ?お風呂に入りなさい
神谷涼
え、、、
神谷涼
申し訳ない、、、です。僕のような下船の者があなた方のお風呂に入ってしまうと穢れてしまいませんか?
?
何言ってるの?ちょっと貴方
?
大丈夫
と言って何故か俺はおじさんに頭を撫でられた。
?
君はとても
?
可愛らしいよ
?
それに人間は皆平等でなければならない。私たちが君を下に見ることもないし、君が私たちを上に見る必要もない。さぁ遠慮せずに
神谷涼
、、、ありがとうございます
暖かいお風呂、暖かいご飯、暖かい、、、家族の温もりを感じ俺は初めて人前で泣いた
喉がガラガラになり目が赤く腫れ上がり何を言ってるかも分からない状況でもおじさんは俺が落ち着くまで話を聞いてくれた
?
すっきりしたか?
神谷涼
はい、、、取り乱してすみません
?
いいんだよ、
?
また辛くなったらいつでもうちに来るといい
?
ええ、いつでも大歓迎だから安心してね
神谷涼
ありがとう、、、ございます
俺は気がついたら眠っていた
ドンドンドンドン!!
激しい音に俺は目を覚ました。
父親
おら!いるのは分かってんだ!涼を返せ!このやろ!
母親
早くドアを開けなさい!警察に訴えるわよ!
?
貴方、、、
?
大丈夫。俺が何とか、
神谷涼
ありがとうございました。
俺はそれだけ言って親の元へと近づき
神谷涼
ご迷惑をおかけしてモウシワケゴザイマセンデシタ。
母親
フン!さっさと帰るわよ!
バシッ
バシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッバシッ!!
父親
おい!やりすぎだ!この子がダメになってしまう!
母親
うるさいわね!?あんたが全部悪いのよ!
神谷涼
(うるさい)
神谷涼
(うるさい!)
神谷涼
、、、。
神谷涼
(ウルサイヨネ)
神谷涼
(助けて、、、)
神谷涼
(タスケテアゲル)
グチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャ
神谷涼
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
神谷涼
シズカだね