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エアル
…明日だ
明日が決行日
無事に終わるように… 少し片付けなきゃな…
見張りの1人や2人 どうってことないだろう
どうせ人間は人の顔なんて 覚えてられない
少し減ったって 誰も気にしないのだろう
エアル
エアル
欲張れ
もっと、もっと
エアル
欲張れ
エアル
エアル
先回りをしろ
相手よりも先に動きを把握して
エアル
天使よかマシだが…やっぱり鬱陶しい
エアル
エアル
ゴッと思いっきり頭突きをすると 「う"っ」っと声を出し その場に倒れる
エアル
鬱陶しいけど…殺さない、殺せない
自分よりも弱々しい 生き物(人間)だから
エアル
エアル
目の前の男が無謀にも 真っ直ぐ向かってくる
バタフライナイフのような物を ポケットから出し 俺の方へ突き出しながら走ってくる
あぁ…なんて愚かなんだろうか
だが…その悪あがきこそ人間らしい
エアル
鞘が着いたままの刀を振りかざし 男が持っているナイフを手から離す
ナイフがガチャンと落ちる音と共に 男を自分の方へと引き寄せ ゆっくりと観察をする
エアル
手は固定しているし引き寄せた勢いで 腰を抜かしているから男は動けない
ただ、モゾモゾと固定されてる 状態から解放されようと必死に 動いている
エアル
エアル
そう低く言うと男は黙り
そう呟いた
エアル
その呟きを俺が聞き逃す訳がなかった
固定していた手を離し 男の頭を鷲掴みして、壁に叩きつける
エアル
そう言うと落とした ナイフが目に止まった
俺は左手でナイフを手に取る
エアル
男の目の前にナイフの刃を突き立てる
エアル
ナイフを振り上げ…振り下ろす
ドンッという音がした
エアル
エアル
エアル
振り下ろしたナイフは壁に突き刺さり 場所は、男の目のすぐ横だった
あと数mmズレていたら 男の目はもう…
そんな男は白目を向いて気絶している
エアル
そんな言葉は男に聞こえなかった
フォス side
フォス
フォス
フォス
トゥール
トゥール
フォス
トゥール
フォス
フォス
フォス
左からガサッと音がする
僕には聞こえてなかったけど トゥールには聞こえてたらしい
トゥール
トゥール
フォス
トゥール
ガサッ…ガサッ…
ガサッ!!
リア
トゥール
フォス
リア
ガサガサ…
ハナマル
リア
ハナマル
トゥール
フォス
フォス
ハナマル
トゥール
リア
リア
リア
ハナマル
リア
リア
ハナマル
ハナマル
リア
ハナマル
リア
ハナマル
リア
リア
リア
ハナマル
リア
ハナマル
リア
リア
ハナマル
ハナマル
リア
リア
ハナマル
ハナマル
リア
ハナマル
リア
ハナマル
リア
ハナマルが指さした方を見ると そこにはエアルが歩いていた
エアル
リア
リア
ハナマル
リア
ハナマルの手で視界が塞がれる
リア
ハナマル
ハナマル side
ハナマル
エアル
「誰も俺に近寄るな」っと 言っている感じがする
ハナマル
マントの中から微かに 刀がチラついて見える
ハナマル
ハナマル
そう考えていたらエアルが消えていた
ハナマル
リア side
ハナマルの手が離れる
ハナマル
リア
リア
ハナマル
リア
ハナマル
リア
ハナマル
ハナマル
リア
ハナマル
リア
ハナマル
ハナマル
リア
フォス
リア
フォス
フォス
リア
ハナマル
フォス
トゥール
フォス
フォス
フォス
トゥール
フォス
フォス
トゥール
トゥール
トゥール
トゥール
リア
トゥール
リア
トゥール
フォス
トゥールとフォスが走り去っていく
リア
ハナマル
ハナマル
リア
ハナマル
ハナマル
ハナマル
ハナマル
リア
リア side
リア
ハナマルの燕尾服を掴む
ハナマル
リア
リア
リア
ハナマル
ハナマル
ハナマル
リア
燕尾服を掴む手に力を込め
リア
リア
視界がぼやける
それから目から数滴涙が落ちる
リア
ハナマル
私の手から燕尾服を離し 代わりにハナマルが手を握る
ハナマル
リア
ハナマル
リア
体が宙に浮いた どうやらハナマルに 抱えられているらしい
ハナマル
ハナマル
そう言うとハナマルは いつもの笑みを浮かべる
リア
そしてハナマルは 私が揺れない程度の速度で歩き始めた
満月まで残り1日