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みなしょー夢小説⑤年越し&初詣編

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みなしょー夢小説⑤年越し&初詣編

3 - IF最終話 シン、医学部6学年の冬 その1 シン視点

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2024年01月27日

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シンが医学部に入学して

6年目の1月のこと

シン

……湊さん、話したいことがあるんですが、

シン

少し時間、貰っていいですか?

湊さん

あぁ、いいよ

湊さん

(どうしたんだ?ものすごく真剣な顔をして)

シン

医師免許試験まで後1年になるので、試験勉強に集中したくて

シン

だから

シン

寝室を別にしてもいいですか?

湊さん

あぁ、わかった。(少し寂しいけど、シンのためだからな)

シン

本当は、別になんかしたくないんですけど、

シン

俺は、湊さんを好きすぎるので

シン

手が届く場所に

シン

湊さんがいると思うと

シン

どうしても、湊さんのことばかり考えてしまうんです。

シン

正直、すごくつらいんですけど、

シン

1回で受かりたいので。

シン

これからは極力、湊さんに触れないようにします。

湊さん

……そうか。頑張れよ。応援してるから。

湊さん

何か俺にできることがあれば何でも言ってくれ。

湊さん

全力で協力するから!

シン

これから1年間、食事の準備をお願いしていいですか?

シン

できるだけ、勉強にあてる時間を確保したいので。

湊さん

おう。湊さんに任せておけ!

シン

ありがとうございます。それじゃあ。

シン

失礼します。

湊さん

(シンの方から寝室を別にしたいなんて言われる日が来るとは)

湊さん

(思わなかったな)

湊さん

(同棲初日に俺が寝室は別って言った時のシン)

湊さん

(本当に不満そうだったのに)

湊さん

(そういえば、大学受験する時も俺に会わないって)

湊さん

(言われたことあったな)

湊さん

(もうあれから。7年も経つのか……)

湊さん

(……これから1年、シンに触れられないのか)

湊さん

(……長いなぁ、1年)

それから1年が経ち

1月1日

湊さん

あけましておめでとう、シン!

シン

あけましておめでとうございます、湊さん。

湊さん

試験まであと1か月だからな、

湊さん

湊さん、腕によりをかけておせち料理を作ってみました!

湊さん

食べるか、シン?

シン

もちろん、食べます!

湊さん

じゃあ、準備するからちょっと待っててな。

シン

はい。

湊さん

学業成就の伊達巻に、

湊さん

他にもいろいろ作ったから、遠慮なく食べてくれ。

シン

どれもおいしそうです!いただきます。

湊さん

いただきます!

シン

おいしいです。この伊達巻!

湊さん

よかったー。練習した甲斐があったわ。

シン

だから最近、卵料理多かったんですね。

湊さん

なかなかうまくできなくてな。悪かった。

シン

湊さんが作ってくれる料理に不満なんてないです。

シン

どれもおいしいので。

湊さん

……そうか。ありがとな。

食後

縁側にて

隣同士に座って

湊さん

……ついにお前が医者になる日が来たか。

湊さん

長いようで、短かったな。

シン

そうですね、

シン

これから湊さんと過ごす時間に比べれば短いですよ。

湊さん

(クスッ)そうだな。

湊さん

きっと、お前は人気の医者になるんだろうな。

シン

どうしたんですか、いきなり。

湊さん

だからこんな風に

湊さんの胸に手を押し当てられて

シン

!?

湊さん

香月先生、

湊さん

私最近、胸が苦しいんです

湊さん

直接触って、確かめてもらえませんか?

湊さん

なんて言ってくる女性(ひと)が出てきたりしてな!

湊さん

ちょっ、シン!?

湊さん

……何して(シンに胸元を撫でられて)

シン

胸が苦しいんですよね。

シン

俺が確かめてあげます

湊さん

たとえばの話だろうが!

シン

……ほんとうに?

湊さん

……

シン

……本当に苦しくないんですか?

湊さん

……苦しいよ。

シン

……どんな時に?

湊さん

……お前がそばにいるとき

俺はするすると手を下の方へ伸ばしていって

窮屈そうにズボンを押し上げている

場所を撫でる

シン

……ここは?

湊さん

……ンッ

シン

……苦しくないですか?

湊さん

……苦しいよ

湊さん

……お前のせいで

シン

じゃあ、俺が治してあげますね。

湊さん

……うん。……は、早く治して

湊さんの弱い場所を攻め立てると

湊さん

……シン、もう

シン

……いいですよ、イッて

湊さん

……ンッ……はぁ

押し寄せる快楽が治まるのを

俺にしがみつきながら

堪える湊さん

首筋にかかる吐息に

ゾクゾクする

シン

(あぁ、ほんと可愛いな)

湊さん

……ごめん、シン。ほらティッシュ。

シン

ありがとうございます。気にしないでください。

シン

でも、俺があんたに触れるのは

シン

今日だけです。

シン

……試験が終わるまで、ですけど。

湊さん

……

シン

でも、試験が終わったら

シン

湊さんがどれだけ泣いてせがんでも

シン

やめてなんてあげませんから。

湊さん

……あぁ。

シン

……それじゃあ、俺は勉強に戻るので

湊さんの前から立ち去って

自室のふすまを閉めると

へなへなとその場に座り込む

シン

どうしてくれんだよ、これ

湊さんから伝わってくる熱に呼応するように

存在を主張しはじめている場所に

視線を落とす

シン

(……自分で慰めるの久しぶりだな)

シン

(あぁ、もっと湊さんに触れたい)

シン

(キスしたい、もっと……)

シン

(もっと、もっと……)

シン

はぁー、勉強頑張らないとな……。

シン

(湊さんに触れられない生活なんて、1年で十分だ)

それから

2月

2日間の試験が終わり

湊さん

今まで、勉強お疲れ様!シン。

湊さん

今日はシンをねぎらうために湊さんがたくさん料理作ったからな

シン

ありがとうございます、湊さん。

湊さん

シンの好きな、ハンバーグもあるぞー。

湊さん

さぁ、食え食え。

シン

はい。いただきます。

湊さん

いただきます。

シン

今日のハンバーグ、今まで食べたハンバーグの中で一番おいしいです!

湊さん

……お前、この前もそんなこと言ってなかったか?

シン

今日のハンバーグの方が、いちだんと味がグレードアップしてて

シン

記録更新です!

湊さん

はいはい、そうですか。ありがとうな。

シン

……湊さん、

湊さん

ん?どうした?

シン

……俺が以前言ったこと、覚えてますか?

湊さん

……あ、あぁ、覚えてるよ。

シン

今日、あんたのこと抱きますから。

湊さん

……わ。分かってるよ。

湊さん

俺だって

湊さん

……楽しみにしてたんだから

シン

じゃあ、早くベッドに行きましょう?

シン

ご飯はもういいですよね?

シン

早く!

湊さん

ま、待って、シン。

湊さん

俺、先に風呂に

シン

待てません!

湊さん

ま、待たなくていいから。

湊さん

……い、一緒に入ればいいだろ。

シン

……ほんとうにいいんですか?

湊さん

嫌だったら、ダメだっていつも言ってんだろ。

湊さん

……バカ

シン

じゃあ、早くお風呂行きましょう!

湊さん

ちょっと、待てって

湊さんの手を引きながら

お風呂場に向かう

シン

(今まで、我慢してよかった。)

シン

(今日は最高のご褒美だな)

それから時は過ぎ

4月

玄関にて

湊さん

シン、今日が初出勤だろ。忘れ物はないか?

シン

あります。

シン

でも

シン

湊さんからがいいです。

チュッ

湊さん

……愛してるよ、シン。いってらっしゃい。

チュッ

シン

俺も愛してますよ。湊さん。行ってきます!

これから先、

いろいろ悩むことも

あると思う

だけど、

湊さん

シンとなら

シン

湊さんとなら

乗り越えていけると思うから

あなたの心が晴れの日も

どんよりとした曇りの日も

土砂降りの日も

どんな天気模様でも

みなと商事コインランドリーは

本日も営業中

どうぞ、これからも

末永くご贔屓に

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