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さて これは、数年前実際に 我が家に起こった出来事なんだが
怪我や病気が絶えなかった年があった。 私は精神的な病気を患い 日本は月に一度は高熱で寝込んでいたし 日帝も顔色が冴えずよく怪我をしていた。
災難が重なる日々が続いていたある日 日本が頭から大量の血を流して 日帝は顎に大きな怪我負って家に戻ってきた。
2人の怪我を目の当たりにした私は 流石に、このまま見過ごすわけにはいかないと思った。 今はまだ、命に関わるほどではないにせよ この先も絶対に安全とは限らない。 手遅れになる前に こちらから先に動くことに決めた。 藁にもすがる思いで ある霊能者にお祓いを依頼したのだ。
霊能者は、我が家に入って辺りを見回した後
「庭にあった水瓶、お祓いしてないのに壊したでしょ？」
と、静かに問いかけてきた。 どうしてそこまで知っているのか。 その事実に、私はひどく衝撃を受けた。 確かに、増築と庭の改装をした際 古くから置かれていた水瓶を お祓いもせずに処分してしまっていた。 井戸なら祓いが必要だと理解していたものの 撤去したあれは ただの石製の小さな水瓶にしか見えなかった。 だからこそ、問題ないはずだと 軽く考えてしまったのだ。 ただ、その水瓶のことを私は まだ霊能者にも話していなかった。 だから知るはずもない。 にもかかわらず 霊能者は、その存在をまるで見ていたかの如く 当然のように口にした。
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「大元の原因は、その水瓶を供養せずに撤去したことです。」 「水瓶に宿っていた水神が、怒り狂いこの家自体に取り憑いています。」
霊能者が言うには そもそもこの家の立地が良くないという。 神社とお墓を線で結んだ時 その直線上にこの家がぴたりと 重なっているらしい。 いわゆる霊の通り道 ―霊道と呼ばれるラインの上に建っているのだ。 さらに追い打ちをかけるように 増築をしたことで お風呂場・洗面所・お手洗い・台所といった 水周りがすべて陽の当たらない 家の中心部に集まってしまった。 意図せずに、ここは霊にとって 絶好の溜まり場となってしまっていた。
それでも、これまでは 水神の加護によって、なんとか守られていた。 だからこそ、目に見えるほどの被害は起きていなかったのだ。 しかし、水瓶を撤去してしまった今はもう その水神の加護は失われている。 悪しき霊は次第に屋敷へと集まり、 まるで淀んだ空気のように、そこに溜まっていく。 そして、霊たちの依代として利用されていたのが 1番霊感の強い日帝だった。
「貴方…3体憑いてますよ。」 「老婆、子供、そして赤い服の女。 食べても食べても体重が増えなかったんでじゃないですか？ 周りから痩せすぎ、ちゃんと食べてるのかとよく言われませんでした？」
図星だった。 当時の日帝は、私たちの倍は食べていた。 それなのに太るどころか どんどん痩せていく。 心配になって何度も病院に連れて行った。 だが、どれだけ検査しても 異常なしの一言だけだった。
「貴方の栄養を霊達が吸収している。 だから、いくら食べても意味が無い。」 「今の貴方は、食事を取っていないのと変わりません。」
霊能者は淡々と告げる。 このままでは 家ごと呑み込まれるのも時間の問題だと。 水神の怒りを鎮め、穏やかに送り出す。 そしてこの家に留まる霊たちには そろそろ終わりを受け入れてもらわなければならないとも。
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さて…場がもいい感じに 盛り上がってきたところで… いよいよ最後の話をしてもらおうか。
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コメント
15件
おで、見るの、遅れた。ごめん露日さん え日帝って違法薬物だったんだ？？？私ナチュラル違法行動犯してて逆に偉すぎ大優勝🙃 秋なんて今年は無かったです(泣)
続きまってます！
アメリカ🇺🇸さんがずっとヤダヤダ言ってて赤ちゃんに見えてきました。（？） もう、秋が，おわる…？
