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ピピピッ ピピピッ

あ…。もう時間か

無機質な音

それは僕の頭に響く

今日も僕は長い間目をつむることが できなかった

布団に潜っても眠れなかった

目を閉じると

どうしても

“あのこと”がうかんで

夢に出てきて

苦しくなってしまうから

でも 苦しいのは

まだみんなを

「好き」

でいるからかもしれない

…。

もう 行こ。

自分の気持ちに 気づかないふりをして

最低限の荷物を持って

□の鍵をゆっくりとしめた。

チク タク チク タク

白黒で統一された部屋に

黒色のシンプルな時計が 壁にかかっている

時計の短針は8をさして

長針は9をさす

8:45か、そろそろ来るかな

ピーン ポーン

あ、青かな?

青は30分前には来ている

早すぎなんじゃないかな

いつもならもうここにいるだろう

だから 今日も一番だと思った

だけど

ガチャッ

え…

そこには

青色じゃない

まぶしい色の彼がいた。

え…

黄、か…

どうかしました?

青だと思っていたから

思わず声がもれる

いや、青だと思って

青ちゃん来てないんですか…

あぁ…珍しいよな

そうですね、

今日は話したいことがあって
早く来たんですけど

青ちゃんが来てないなら
ちょうどいいですね…。

話したいことって…

もしかして

ガチャッ

やほ~

あ、赤

玄関にとどまって
二人ともどうしたの?

少し 話してただけです!

…そうだよ。

とりあえず、中入って

お邪魔しま~す!

大丈夫。

今度は俺たちが「あいつ」を

助けるんだ。

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