すず
律
七奈
すず
律
七奈
こうなってしまうことはわかっていた。わかってるけど、僕は僕だから、違うのに。勝手にとったわけじゃないのに。
すず
律
七奈
律
七奈
すず
この先、このままでも、いいのに
こんなことしてちゃだめだ、僕は誰とも関わらないで、早くあの子に___
…あれ?あの子って、帰ってくるの?
そもそも、僕の体はこれじゃないの?
もう帰ってこないから、遠慮せず、自分の好きにしていいじゃん?
すず
律
すず
七奈
保健室の先生
僕のものに、しちゃいなよ? もう帰ってこないかもしれないんだよ?遠慮せずにさぁ?
すず
律
すず
すずだよ?お前はもうすずなんだ。 思い出すな。思い出したらまたあんな目に遭うよ?
すず
すず
もう少しで思い出せるから、しっかり自分の名前を声にして? そしたらあの子に戻る
お前の名前はすずだ。一回でいいからいうんだ!!
お前の名前は、 ̶?̶?̶だ。はっきり言うんだ。
すず
どっちも言えない、だって言ったらどっちかになるかが決まってしまう
すず
すず
すず
すず
私、今、思いが届いてる…
きっとあの子の意識の中にいるから…?
今しかない、今がきっと最後。
すず
すず
すず
すず
すず
すず
すず
律
七奈
すず
バタンッ
保健室の先生
律
ずっと探していたすずは、違う人となって帰ってきた。
すず
律
律
律
すず
律
すず
律
お願いだからさぁ、
律
律
すず
キーンコーンカーンコーン
七奈
部活も終わり、人はほとんどいない。教室には、私だけ。 授業が全て終わってすぐ、彼はあの子のところに行ってしまった。 今はその彼を待ってる。
七奈
きっとあの子のことだから、ショックを受けていると思っていたのに。
七奈
確かにあの子は、私の親友じゃない。 違うけど、やっぱり、親友だと信じたいし、違うとしても戻ってくるに違いない。きっと律も同じ考え。
七奈
すずでもあの子でも、戻ってきて欲しかったけど、戻ってきてほしくなかった気持ちもある。
七奈
七奈
主
主
主