私と相馬が出会ったのは、4歳の時の東京の夏。
残暑で、肌が焼けそうな時。
私たちは出会った。
お母さん
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
霧野 相馬
霧野 相馬
霧野 相馬
美咲 鈴乃
4歳の東京の端っこで、私たちは出会った。
最初はぎこちなかった私も、相馬と遊ぶたびに仲良く慣れた。
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
相馬といると楽しくて、時間も何もかもが忘れそう。
ある日のこと、小学5年生の時。
私たちは廃ビルの屋上にいた。
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
霧野 相馬
霧野 相馬
美咲 鈴乃
路上裏の狭い通り道にある廃ビル。
「うなぎ」や「麻雀」などの古い看板がある廃ビルの屋上は、とても綺麗な眺めだった。
階段は酸化で錆びていて、いかにも崩れそうだった。
でもこの先に、とんでもない光景があることは
誰も知らない、私たちだけの眺め。
こうして私たちは、6年間ここで東京生活を楽しんだ。
でも小学生卒業後、私たちは同時に福岡に転向することになった。
元々、私のお父さんと相馬のお父さんの会社場所は同じだった。
これは、ミラクル、奇跡、って言っても過言ではない。
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
霧野 相馬
私たちは、そう約束した。
もしかして相馬は、この約束の場所にいるのではないか。
美咲 鈴乃
問答無用に私は走り続ける。
相馬…君は、そこにいるの?
美咲 鈴乃
息が切れそう。
必死に酸素を吸入して、私は走る。
あの場所…廃ビルの、約束の場所に。
ごめん、ごめん、相馬。
私のせいで、こんなに悩ませて。
本当、恋って狂ってる。
だからこそ、人を、愛し続けるんだ。
私は17年間ずっと、相馬のことが愛おしいかった。
好きで好きでたまらなかった。
息が切れそうで、ぶっ倒れそうで、足ももげそうだけど
会いたいから。
美咲 鈴乃
廃ビル。昔よりもさらに老朽化していて、ボロボロと崩れそうだ。
錆びた階段をだんだんと上がりながら、光が差す屋上へと向かう。
バタン
重い扉を勢いよく開く。
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
目を疑った。
目の前にいるのは、手すりから前のめりになって今にも落ちそうな相馬がいる。
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
霧野 相馬
霧野 相馬
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
霧野 相馬
霧野 相馬
霧野 相馬
霧野 相馬
霧野 相馬
霧野 相馬
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
涙が壊れた蛇口のようにポロポロと流れ出てきた。
霧野 相馬
フワ
美咲 鈴乃
霧野 相馬
霧野 相馬
霧野 相馬
霧野 相馬
霧野 相馬
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
霧野 相馬
霧野 相馬
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
霧野 相馬
霧野 相馬
霧野 相馬
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
霧野 相馬
美咲 鈴乃
美咲 鈴乃
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コメント
5件
最終回楽しみです!私と同じ中学二年生なのにこんなにかけるなんてすごいです!
17年間恋したって書いてありましたけど、4歳の頃に出会って、今もまだ好きって事は、15年間じゃないですか?
続きだしてっ‼️