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私は生まれつき母が居なかった

母が私を産んでから直ぐに浮気相手と逃げたそうだ

だから父がずっと1人で育ててくれてたらしい

だが余り明細には覚えていない

だからうろ覚えで話す

藤峯(幼少期)

パパ、何でパパには角が生えとんのにうちには生えとらんの?

父?

藤峯はお母さんの血を継いでるのかもね

父?

お陰で美人さんだよ

藤峯(幼少期)

…パパと一緒がいい、ママなんて知らんもん

父?

そんな事言わないでおくれ…充分良いお顔じゃないか

藤峯(幼少期)

嫌や!、パパと同じが良いの!

父?

そう言われても…

藤峯(幼少期)

っ…パパなんてしらない!(走

父?

藤峯!

今思えば凄い自分勝手な事をしたんだなと後悔してる

……戻って来たら父は殺されてた

藤峯(幼少期)

パパ……?

その時は何が起きてるか分からなくて1週間ぐらい動けなかった

でもどれだけ悲しくてもお腹は減る、私は外にご飯を取りに行こうと思った

でもふとした瞬間に、死んだ父が美味しそうに見えた

藤峯(幼少期)

………良い…よね。もう死んでるし…

人肉を剥いで噛み付いた感触を今でも覚えてる

空腹のせいか可笑しくなった嗅覚、初めて食べる人肉の食感

気持ちが悪かった

藤峯(幼少期)

…美味しかった…な、はは……

藤峯(幼少期)

っ……

そこからは、心にポッカリと空いた空白を埋める為に只ひたすらに人間を襲っては喰っていた

藤峯(10代)

はぁ…っはぁ…ッ

mob

居たぞ!こっちだ!

mob

鬼め!(石投げ

藤峯(10代)

っ……

mob

逃げるぞ!

mob

捕まえたぞ!逃げ回りやがって…(髪掴む

藤峯(10代)

いっ……やめ…ッ

藤峯(10代)

嫌だ…っ!(引っ掻き

mob

いって…!(離す

藤峯(10代)

逃げないと…!(走

mob

ちっ…逃げられた…

でもある日訪れた神社で、彼に会った

藤峯(10代)

ふーっ…ふぅ、っ

主人

お、どうしたん?

藤峯(10代)

ゔ…ぅッ

主人

君は…、

主人

大丈夫か?こっちおいない、

藤峯(10代)

……っ

主人

どげんしたの〜、ぎょーさん血ぃ浴びて

藤峯(10代)

………

主人

とりあえず風呂入ろか。

この人は私に怯えず、優しくしてくれた

主人

よーし、べべええやん

主人

よううつってはるなぁ

藤峯(10代)

べ、べ…?

主人

お着物のことやよ(撫で

藤峯(10代)

っ、!(手引っ掻き)

主人

い…っ

藤峯(10代)

あ、っごめんなさ…

主人

大丈夫よ、心配あらへん

主人

それよりどぼ漬け食うか?最近漬てん

藤峯(10代)

えっと…

主人

おまんでもおせんでもええよ〜、

藤峯(10代)

何で……

主人

ん?

藤峯(10代)

何で優しくしてくれるんですか…?私は鬼で…角も生えてるのに…

主人

…君はしかついやっちゃなぁ

主人

俺は人を見た目で決めはしないよ、そこら辺に居るやっちゃみたいに石を投げたり

主人

そんなえげつないいけずはせぇへんよ

藤峯(10代)

っ………

主人

しょーもない奴の声なんて聞かんで良い

主人

俺がお前をぎょーさん愛したるからな、心配ないで(抱きしめ

藤峯(10代)

……、(泣)

主人

よしよし、ええ子やなぁ

彼は信じても良い、そう思い私は彼に従い尽くした

でも────

彼は手紙を残し消えていった

手紙には────────

藤峯

………

藤峯

主人様……ッ

そこからの記憶は殆ど無く、泣き尽くしていたんだろう

でもその手紙に残されたことを遂行する為、

私は今日も神社で待つ

主人様が帰って来る迄

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おう、

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