兄は私の「恋人」

大雨の中、

１人

傘もささずに走っていた。

傘を忘れてしまったからだ、

足が地面に付くたび

ぴしゃっ

という

水の散る音がする、

お気に入りの革靴に

水がしみ込んで、

靴下が濡れる

制服は、

びしょ濡れで

髪からも

水が滴っている

帰ったらお風呂直行だなと

思いながら、、、。

大好きな家にたどり着き

急いで中に入る、

誰もいないと思いつつ、

発した言葉で、

反応したぷり兄が

顔をのぞかせた、

お兄ちゃんは、

お風呂上りなのか

髪が濡れており

首元にタオルをかけていた、

と、

事情を説明し終えたら

頭にタオルを乗せられ

髪を拭かれていた

兄にそう言われ、

自分の格好を見る

髪はびしょ濡れで、

制服が濡れて、

下着が透けて見えていた。

こんな格好で、

外を走っていたのかと思うと、

とても恥ずかしかった。

いくら家族である兄でも、

流石にこの姿は、

恥ずかしい、

兄に、荷物を任せ

洗面所へ急いで向かう

いざ、

服を脱ごうとすると

水分をたくさん含んだ制服は、

とても重く、まとわりつき

私の邪魔をしてくる

独り言をつぶやきながら、

お風呂場の扉を開けた

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多めにほしっ、