母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
母
僕ひとりだよっ、
父
父
父
父
父
父
父
父
父
父
母さんは入院させる
父
父
父
普通の幸せを手に入れるにはこうするしかない
そう言われた日
俺は
幸せじゃないんだろうかと
考えた日
俺は母さんの束縛から
自由になった
はずだ
いつも通り
体は汗でぐっしょり濡れていて気持ち悪い
…もう、いいか
休も
体もだるいし
いつもと同じ朝
違うのはあの元気な人がいないこと
俺は俯くことしか出来ず、沈黙が続く
彼の名前に過剰に反応してしまう
…大丈夫、だろうか
結局、彼は一日学校に来なかった
連絡も入れないで
あの時を思い返す
辛そうな顔だったから
ピコンッ…
彼の言葉を遮るように通知音が響く
全員が一斉にスマホを見る
明らかに表情が揺れた
全員で考え込む
そう言って急に彼は走り出した
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タノシミッ