どうしよ、
葛葉… 絶対僕の事嫌いになったじゃん、
葛葉
葛葉
叶
叶
葛葉
スタスタと彼が去って行く
行って欲しくないのに
気持ちとは裏腹に
追いかける気が起きず
遠くなっていく彼の背中を
見届ける形になってしまい。
叶
叶
からんと渇いた声色で 名前を呟き
ー 寝室 ー (葛葉視点)
…
ぁ……れ、?
なんで俺 叶に冷たくしてんだ…?
ただ、おかえりって 言いたかっただけなのに…
なんで?
なんでこうなるんだ、
葛葉
ため息をつくことも出来ず
ギュッと枕を抱きしめては
心の中で 自分を責め続け─
しばらくボーっとしていると
ガチャ、
いつもより大きく感じた
ドアを開ける音にビクッと
体を跳ねさせて驚き
葛葉
気持ちの問題で声が出ず しばらく黙っていると
叶
叶
叶
叶
叶
布団の中越ではあるものの
ぶつぶつと震えている 様な声が聞こえる。
耳を澄まして聴いてみれば
いつもとはだいぶ違った
雰囲気の彼の気配を感じ
葛葉
少々怖気付いたのか 返事をすることが出来ず
終いには無視をし続けるような 最悪の形になってしまっていて
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
叶
段々と足音が近付いてくる
葛葉
どーしよ、
、、、まじのやつか…?
なにか… なにか考えねーと…、
きっと今の彼は
おふざけなどではなく
本当に感情が 不安定になってるんだ、
…そんな考えを頭の中に入れつつ
多分数分もない時間の間に
頭をフル回転させて考え始めた…
葛葉
そうだ、、 寝たフリしてれば
叶も引き下がってくれる 可能性あるな、
すー すー と 一定のリズムの呼吸をしながら
心の中で寝たフリ…寝たフリ、
…と、つぶやきながら
そっと瞳をとじて。
叶
叶
叶
叶
叶
しばらく呟き続ける彼だったが
気が付くと声が止んでいた
……? どっか行ってくれたか、?
─そう思ったのもつかの間
ぎし… っとベッドの軋む音が鳴っては
彼はこちらの上に 股がって乗ってきた
……ぇ、、、
…は、ぁ、?
なんで、上に乗ってくんの…?、
─もうリビングに戻れよ、、、
こちらにも不安は無論溜まっていた為
それに比例したかのように
ギュッと瞑っていた目から
じゎ、と 涙が滲みだしてきて
叶
叶
いつもより低く、 恐ろしい程静かな声色で彼が喋っては
布団の外から中へ そっと手が入ってきては
隠れている体勢が そのまま見えているかのように
こちらの首元に触れてきて.
葛葉
……怖い、
コメント
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いや……なんでこんな神作作れるんすかね…? 続きください!!!、