太宰
織田作ぅ〜。聞いてよぉ〜
織田作
どうしたんだ?
太宰
織田作ってポケモンいるんでしょ?
太宰はどうやら、パートナーとして捕まえるポケモンが見つからないらしい
織田作
いるぞ?それがどうしたんだ?
太宰
私、犬ならいるのだけど、ポケモンがいないのだよぉ〜
太宰
…そういえば、織田作のポケモン見たことないねぇ。
織田作
俺が捕まえたポケモンか?チルタリス?と、いうらしい。チルタリス以外捕まえてない。
太宰
チルタリス?また珍しいポケモンだねぇ。交換?見つけたの?あれ?でも、こないだヒトカゲとか、コダックとか抱っこしてたじゃないか。あのポケモンは?
織田作
怪我をしていたから、一時的に保護していた。もう怪我が治ったから、野生に返したぞ?チルタリスも、同じ理由で保護していたんだが、野生に返らないから、捕まえた。
織田作
育てていたら、進化してな。なかなか愛着が湧くものだ。
太宰
そんなものなのかい?
織田作
ああ。育てることはいいことだ。
太宰
…へぇ〜。それじゃあ、また明日、探してみようかなぁ。
織田作
ああ。行って来い。
太宰
…うーん。ポケモン保護・捕獲のために作られたところといっても、あんまりいないなぁ…
太宰
?ポケモンかなぁ…違うだろうけど一応見るかな。
その茂みの中には、怪我をした、アローラロコンがいました。
太宰
!…怪我…してるのかい?
太宰
織田作のとこに連れて行かなきゃ!
太宰
お、織田作!
織田作
!?そのロコンはどうしたんだ?
太宰
わ、わかんない。茂みの中に隠れてた
織田作
俺では無理だな…首領の所に行って見たらどうだ?ポケモンの治療もできるらしい
太宰
!織田作ありがとう。行ってくるよ
太宰
織田作〜!ロコン助かったよ!
織田作
それは良かった。
織田作
祝いにカレーでもどうだ?
太宰
それ、織田作が食べたいから言ってない?まぁ、私はいい。もう少ししたら、ロコンの様子見に来てって言われたから。
織田作
そうか。それじゃあ、俺はいってくる。
太宰
いってらっしゃーい
ミミック戦が始まり、織田作の行方がやっとわかった太宰
その場所の扉を開け、中に入る太宰。
中に、倒れた織田作を見つける。
太宰
織田作!
太宰
バカだよ織田作。君は大馬鹿だ。あんな奴に付き合うなんて…?
織田作
…っ太宰…お前に…言っておきたいことがある
太宰
だめだ!やめてくれ!まだ助かるかもしれない!いや、きっと助かる!それにまだ、話したいことはいろいろある!だからそんな風に…
織田作
聞け!
太宰
!
織田作
お前は言ったな。暴力と輸血の世界にいれば、生きる理由が見つかるかもしれないと。
太宰
ああ。言った。言ったが今はそんな…
織田作
見つからないよ。
太宰
えっ…
織田作
自分でもわかっているはずだ。人を殺す側だろうと救う側だろうとお前の予測を超えるものは現れない。
織田作
お前の孤独を埋めるものはこの世のどこにもない。お前は永遠に闇の中をさまよう。
太宰
…織田作。わたしは、どうすればいい?
織田作
人を、救う側になれ。
織田作
どちらも同じなら、いい人間になれ
織田作
弱者を救い孤児を守れ。正義も悪も、お前には大差ないだろうが、その方が、幾分か素敵だ
太宰
何故わかる?
織田作
わかるさ。誰よりもわかる。俺は…
織田作
お前の友達だからな。
太宰
!…わかった。そうしよう。
織田作
人は、自分を救済するために存在する。か。確かに…その…とうりだ…。太宰。俺のチルタリスを渡す…育ててやってくれ…
織田作の意識がなくなり、手にかかっていた太宰の包帯が解ける。
太宰
…チルタリス。出てきて。
久々に、織田作のチルタリスをボールから出す。すると、チルタリスは、何も鳴かず、太宰を抱きしめるように、翼を太宰の後ろに回した。織田作が、大丈夫。そう、言っているような気がして、不意に、涙が溢れ出た。
そのあと、がんばれ。そうも言っている気がした。
太宰
織田作…私にボール渡したときのこと覚えてる?
太宰
もらったチルタリス。最初、織田作の事、思い出して、辛くなるから、ボールから出さずに、机の奥にしまっていたのだよ。
太宰
ボール越しでも、声って聞こえるのだね。一週間後、出して見たら、私を、抱きしめるようにして、乗ってきたのだよ。織田作が応援していれているみたいで嬉しかった。
太宰
それから、あの時のロコン。育てていたら、キュウコンに進化したのだよ。
太宰
すごいだろう。育てることは、良かったよ。織田作の言うとうりだ。
太宰
あともう1つ。返事が聞けないのが残念なのだが、好きだったよ。織田作。けど、わかっていないんだろうなぁ。そんな天然なとこが好きだけどねぇ。なんで好きなのかって言うのはねぇ…
太宰
かっこいいし、天然で面白いし。そこが可愛いし。言い出したら多分きりがないから終わるよ…またくるね。次はいつになるかな。もしかしたら、天国でかもしれないね。じゃあね。織田作。
最初から最後まで、気持ちを伝えられずに終わってしまった。
主
どうも。主です。ポケモンのチルタリスのくだりを入れてみたかったのと、お墓の前で、そんな話ししてたらいいな。と思ったのでポケモン要素を入れて見ました。いつも通りの下手くそでしたよね。
主
私のいとこが書いたスプラトゥーンの小説を書いてから、いいねが100を超えることがなくなったのですが…私のセンスがなくなりましたかね…?消滅…?
主
良かったら、いいねとフォロー、このお話に関するコメントなど、よろしくお願いします。また、私の他の作品も、良かったら見ていってください。
主
ここまでのご閲覧ありがとうございました。
主
(あと、サムネのアクキー、ゲットした奴です。裏が、マスキングテープで、カバーしてるんで、うっすら柄が見えるんですよ。可愛いですよね。中也さんと谷崎くん。)