まだ、君に伝えてない。 【予告編】
七彩
わ〜!!
七彩
綺麗だね!ゆう君!
優希
フッ、
優希
そうだな
付き合ってもいないのに、 こうやって、自分の本心を顕に出来るのは、
「一ノ瀬七彩」だけだと思う。
此奴には、 "切っても切れない"糸がある。
母親
優希!!
母親
すぐに◯□病院に来て!!
母親
七彩、、七彩ちゃんが、、
優希
、、、は?
七彩
叔母さん、、
七彩
ゆう君に、、伝えて、ください、、
母親
何?七彩ちゃん、、
七彩
今まで、、ありがとう、
七彩
大好きだって、、
母親
…!
母親
自分で伝えなさい…、、
母親
きっと、大丈夫だから、、泣
優希
七彩!!
七彩
ッ…!
七彩
ゆう君、、
七彩
笑
七彩
こんな姿、、
七彩
見せたく、、なかった、なぁ、、
優希
何、、言ってんだよ、
七彩
ありがと、さよな_
ピーピーピー
あの夜、七彩は明けなく散った。
「ありがとう、さよなら」 この9文字も言えずに。
七彩
ゆう君!あげる!ニコッ
七彩
ハッピー、、バレンタイン、、?
七彩
ゆう君?大丈夫?
七彩
追試って言っても、
七彩
ゆう君ギリギリだったんでしょ?
七彩
大丈夫!
七彩
ゆう君なら出来るよ!
七彩
元気出して!
七彩
ゆう君、お願い事何にしたの?
七彩
私はね、
七彩
これからも、色々な人との関わりを持ち、親しみ合い、ゆう君とずっと、仲良く居られますように!
七彩
って、書いたよ!
七彩
ゆう君!部活お疲れ様!
七彩
ゆう君全然水分取らないから、、
七彩
はい!
ペットボトルを差し出す
七彩
さっき買ってきたの、ちゃんと水分取ってね
七彩
ゆう君!
七彩
あ…!ゆう君!
七彩
ゆう君!ニコッ
俺はその日、七彩のことを 思い出していた
また、「ゆう君」と、 明るげな声で、俺を呼んで欲しい、、
でも、その夢は、 叶うことはない。
七彩はもう、 この世に存在しないのだから。
優希
あ、これ、
小さなオルゴールを手に取る
優希
ふっ、、懐かしいな、
確かこれは、 オルゴールは心を癒やす効果が あるから、と、 七彩がくれた物だ。
優希
聞いて、みるか、
オルゴールを持ち上げようとする
優希
?!
優希
パチッ
目を覚ますと、 いつも通りの天井が見えた
優希
は、、?
確か、オルゴールを持ち上げようと したら、、
優希
とりあえず、外出るか
優希
やっぱり、いつもと同じだよな、
もしかしたら、俺は寝落ちしてしまったのかもしれない。
七彩
七海ちゃん!早く早くー!
七彩
遅刻しちゃうよー!
七海
はぁ、はぁ、
七海
待ってよ七彩ー!
七彩
えへへ、、ごめんごめん
優希
?!
なんと、そこには 死んだはずの七彩が…?!
優希
ッ、、
優希
七、、彩、、?
七彩
ほら行くよー!七海!
優希
?
どうやら、七彩には 俺が見えていないようだ。
優希
しかも、制服、、
七彩は、中学の制服を着ていた
優希
なんで、、
俺達は高校生、 何故中学生の制服なんか、
ピロン
優希
?LINE?
優希
母さんからか、、って、、
優希
は?!
優希
20…20年?!
どうやら俺は、
2年前の世界に?!
優希
ッ、、
優希
でも、、
七彩が生きているのなら、 俺は、、
優希
七彩!!
七彩
それでね〜!
もし、この声が聞こえたら、、
あの時っ、、伝えられなかった ことが、、
七彩
私は見えるよ、優希君。
2/3 【公開スタート】