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春香
春香
春香
春香
春香
春香
私は
生まれた頃から
小学六年生までの
記憶が無い
まるで記憶を消されたかのように
今までなんとなく過ごしていた
なんとなく起きて
なんとなく学校に行く
なんとなく人と合わせる
そんな日々だった
でもある日
夢を見た
夜、5歳くらいの時だろうか
家の中で
お母さんらしき人と
お父さんらしき人と
妹らしき人と
私
4人で
夜ご飯を食べている夢
でも突然
怪物が入ってきた
お母さんとお父さんは
殺された
妹と私は必死に逃げて
私は妹を守ろうと
家にあったものを
怪物に必死に投げた
でもビクともしない
妹は殺された
そんなとき
1人の男の人が入ってきた
背が高くて怖かった
でも
その人は怪物を
倒してくれた
だから
私だけ生き残った
妹を守れず
泣いている私を見て
その人はこう言った
「自分を責めないで」
「君、大きくなったら」
「呪術高専に来な」
「妹を守りたかったんだろう?」
「その優しさと強さが欲しい」
「待ってるよ」
背が高くてとても怖くて
でも
優しい声、口調
そして
優しい瞳
私もいつか
あの人みたいに
強くなりたいと思った
嗚呼
思い出した
私は記憶を消されてたんじゃない
忘れてたんだ
あの日の出来事がトラウマになって
思い出したくなかっただけなんだ
過去から逃げていたんだ
でも
それももう辞めよう
呪術高専に行って
あの人にお礼を言いたい
そう思った
でも
呪術高専がどこにあるのかわからなかった
今はテストが近いから勉強で
忙しい
だから
1ヶ月後
学校を辞めることにした
それまで
胸を張って生きよう
彩なんて
あいつはもう友達なんかじゃない
仕返ししてやろうか
すっきりして
学校を辞めよう
春香
彩
春香
彩
彩
彩
彩
彩
彩
凪 誠士郎
凪 誠士郎
凪 誠士郎
凪 誠士郎
凪 誠士郎
春香
彩
彩
春香
春香
春香
凪 誠士郎
凪 誠士郎
もうあいつの言いなりはごめんだ
反抗しまくってやる
そう決意して
あっという間に1ヶ月後が経った