ぼくの 大すきなお母さんへ

お母さんへ

お母さん、いつも ありがとう

今日は お母さんのために お手紙を かきました。

さい後まで、よんでください。

さいきん、お母さんとなかなか会えないなと思つてお父さんに聞いたら

｢お母さんはお空にいるよ｣とおしえてくれました。

ぼくね、おかしいなって思ったの

お母さん、はこに入れられたのになんでお空にいるの？

どうしてみんな泣いてたの？

ぼくは、お母さんをはこから出してあげようと思つたけど、だめでした。

みんなとてもつらそうでした。

めったに合うことのないおばぁちゃんや、おじさんがみんないました。

おねぇちゃんは｢いい子にしてたらお母さんは返ってくるよ｣と泣きながらおしえてくれました。

だからぼくはいい子にしてました。

おうちのお手つだいをしたり、おべんきょうをがんばったり

でも、お母さんは返ってきません。

お母さんがいないあいだにぼくは1年生になりました。

ぼくのらんどせる見た？

黒くて、かっこいいんだよ！

お父さんが かってくれたんだ

お友だちもたくさんできたんだ

しょうごくん、ゆうとくん、かずひくん、なほちゃん、さくらちゃん

まい日、たのしいよ！

後ね、1年生になってかん字もべんきょうしたんだよ

たまに ひらがなとかまちがえちゃうけど、ぼく、がんばつてるよ？

だから ･ ･ ･ お母さん、あいたいよ

ぼくお母さんのわらったお顔すきだよ

お母さんにまた ぎゅーてしてほしいよ

お母さんのたまごやき食べたいよ

お母さんにまた本よんでもらいたいよ

お母さんに大すきって言われたいよ

ねぇお母さん いつになつたらまた返ってくる？

ぼく もつとがんばるから

お母さん、大すきだよ

ずっとずっと大すきだよ

お母さんに合えたらね、はなしたいことたくさんあるんだ

だから早くあいたいな、

お母さんにありがとうつて言いたいな──

お母さんが大すきなぼくより