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いいよ。

1 - いいよ。

♥

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2023年08月23日

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思いつき

赤愛され 病み 黄赤メイン

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憧れの人に近づきたくて 始めたネット活動

初めは凄く楽しかった

どんどん増えるファンの数

毎日好きやありがとうが来る日々

もちろん、その反対も来る

その時はまだ大丈夫だった

でも活動を続けていくと日に日に 増えていくアンチの数

毎日来るDM

怖くて寝れない日もあった

寝たら×されるかも

起きたら×されるかも

周りに頼ろうとした

でも出来なかった

みんなにも来ていたから

俺だけがこんなになっているなんて 馬鹿馬鹿しい

無視しないと

耐えないと

もっと頑張らないと

もっと

あーか!

へ、なに…?

ぼーっとしてたよ?大丈夫?

ぁ、うん大丈夫!

そう?

同じメンバーであり、幼なじみ

他のメンバーもここの学校にいる

いまはもう帰って各自活動を 始めているだろう

でも俺と黄くんは生徒会に 所属しているためまだ学校に残っていた

明日までの書類を纏めていた

生徒会の仕事に集中しないとなのに、 活動のことばかり考えてしまう

なにか悩み事?

勘が鋭い

でも言わない、絶対に

だから嘘をつく

いやぁ、この前のテストやばくてさ、

このままだと、成績やばいんだよね、笑

休みの日勉強会しよ

僕が教えてあげるから、ニコッ

うん、ありがとう、!

やっと仕事が終わり、 時計を見たら6時を過ぎていた

もうこんな時間ですね、

だね、

もうお父さん帰ってきてるかな、

また、喧嘩してるかな、

俺の親はよく喧嘩をしている

あんなところに帰りたくない 息苦しい

…ねぇ、黄くん

ん?

今日、お家泊まってもいい、?

いいよ!

ほんとっ、?!

ありがとう、黄くん

お母さん喜ぶよ、赤に会いたがってたもん

黄くんの家は暖かい

俺の家もそうだったらいいのに

寝る時間になり、ベットに座る俺

でも黄くんはパソコンを開いていた

なにかするの…?

ん、あぁ、実は作業が残ってて

赤先寝てていいよ

ううん、一緒に寝たいから起きてる

そっか、眠くなったら寝ていいからね

うん

画面と睨めっこして真剣な顔で作業している黄くんをただ見つめる

活動を真剣に頑張っている黄くんは 偉いな、

…ねぇ、黄くん

んー?

俺がもし、×んじゃったらッ

…どうする、?

下を向いて黄くんに問いかける

最近考えてしまう

大好きだった親も、活動も 苦しいと感じる

こんなに苦しいなら、もう全部終わらせようかなって

ぎゅ、

へぅ…?

僕凄く泣いちゃうかも、

赤とこうやって話すことも会うことも

もう二度と抱きしめることも出来ないだなんて

僕嫌だなぁ、

…っ、俺もやだ、

黄くんは優しい、

こんな馬鹿みたいな質問にも 作業を途中で辞めて答えてくれた

まだ、×ねないな

俺は久しぶりにぐっすりと眠れた

活動を初めて、月日が経ち

俺たちの人気が高くなり、 初めてのライブをすることが決まった

久しぶりに6人集まり、 みんなで振りの練習をする

昔から、要領の悪い俺はなかなか上手く出来なかった

…赤くんちょっと違う、

ごめんなさいっ、

大丈夫だよ、じゃあもう1回やろっか!

一旦深呼吸しよ

う、うん、

優しく俺に声をかけてくれるメンバー

でも俺の頭の中は申し訳ない でいっぱいだった

また間違えてしまった

みんなに迷惑かけちゃう

はぁっ、はぁ、

ねぇ休憩しない?

そうやね

俺飲み物買ってくるー!

いってらー

赤大丈夫?

っあ、うん

大丈夫、、!

…無理しないでね

どうして俺はこうなんだろう

初めてのライブ当日

失敗しませんように、

あーか!

んわっ、!

笑って、赤

そんな怖い顔しちゃ、だめだよ?

そうだぞー!

ほれ、笑え赤(むぎゅ

んむぅ、やめへ

ぶはっ、笑

青ちゃんが笑ってるやん、笑

あははっ、笑

じゃあみんな行くぞー!

えいえい、おー!

おー!

たくさんのリスナーさん

普段の文字だけの世界じゃない

ちゃんと人がいる

みんなありがとー!ニコッ

その光景が嬉しくて、キラキラしていた

ライブは大成功

ライブが終わり、みんなで写真撮ったり エゴサをしたりした

みんな楽しかったや、写真付きで感想を書いている

そんな中、アンチのツイートも 目に入ってしまった

赤のダンス下手だった きもかった ブサイク 赤の声きもい

無視しないとって思っていたのに

どんどん出てくるツイートに 目が離せなかった

その言葉はしばらく離れなかった

学校にいても、家にいても

勉強をしていても、活動をしていても 放送をしていても

頭の片隅にある

ずっとずっと俺に言ってくる

「お前なんていなければ」

ついに限界が来てしまった

もう何をしても楽しくない

黄くんの顔を見ても安心しない

メンバーといても安心しない

常に恐怖心がある

いつか裏切られるかも

いつか嫌われるかも

「メンバーもあんたのこと嫌いだよ」

もうその言葉しか信じられなくなった

公式放送を休んだ

布団に包まり、ぼーっと放送を聞く

俺が居なくても楽しそうだった

「赤が居ない方が楽しい」

俺なんていらないっ、

みんなが頑張っている中 俺だけ頑張れない

みんなが遠い存在に見える

俺には向いてなかったんだ

活動、辞めよう

辞めればきっと楽になる

とりあえず、俺は黄くんに伝えた

俺、活動辞めようかな…

…いいよ。

えっ、いいの、?

しばらく考えた黄くんが出した 答えはいいよだった

止めると思っていた 俺はびっくりしてしまった

それとも、俺なんかグループに いらないってこと…?

泣きそうになった俺の手を黄くんが 掴んだ

けど、僕も一緒に辞める

…え?

赤が辞めるなら僕も辞める

なんでっ、

だって、赤がいないとつまんないもん

紫ーくんに電話するね、

ちょっ、ちょっと待って、!

やっぱり嘘、だよ、

嘘なの?

いや、だって

黄くんいま新曲作ってるじゃん

そうだけど、

黄くんまで辞めちゃ駄目、だよ

黄くんの言葉で少し安心した

まだ俺はここにいてもいい

でも、まだあの言葉が俺を苦しめる

「まだ活動やってんの?ウケるー笑」

「早く辞めてくれないかな」

もう嫌だっ″…ポロ

前から×ぬ場所は決めてある

学校の屋上

あの場所は立ち入り禁止になっているが生徒会だけが入れるようになっている

だから、俺は入れる

そして、他の生徒はい入って来れない

もう疲れた

毎日毎日、こんなに苦しむくらいなら

早く解放されたい

放課後、こっそり屋上へと階段を上る

錆び付いた扉を開ける

少しグラデーションかかっている空

荷物をそこら辺に置き

柵を掴む

あぁ、これでやっと解放される

みんな今までありがとう、

さようなら、

そう言おうと思った、背後で音がした

振り返ると、黄くんがいた

少し青ざめながら、立っていた

りッ、赤…?

俺は黄ちゃんに最後の質問をする

俺、×んでもいい、?

…いいよ。

こんな時まで、黄くんはいいよと答えた

普通、こういうのって 止めるもんじゃないの?

俺って、黄くんにとってどうでもいい 存在だったんだ、

ちらっと黄くんを見る

目が合うと、黄くんは少し微笑んだ

どうして、笑うの?

俺が×んでも悲しくないんだ

黄くんは俺の事嫌い?

早く飛び降りればいい

そうしたいのに、足が動かない

さっきまであんなに×にたかったのに

赤、

俺が戸惑っている間にいつの間にか俺のすぐ後ろに黄くんがいた

黄くんの目からどんどん涙が溢れてきた

黄くんが泣いてる、 俺が×んじゃうから?

黄くんっ、

助けてッ、ポロポロ

いいよ。

ばか赤っ、ポロポロ

ごめん、ごめんなさいっ、ポロポロ

その後、メンバー全員集まって 俺は全て話した

辛いこと、苦しいこと

ちょっと怒られちゃったけど、 みんなで支え合おう、共有していこう ってことになった

1人で抱え込まないで

ねぇ、黄ちゃん

なぁに?

俺生きててもいい?

もちろん、

いいよ!

本当はあの時だめって言いたかった

赤の意見を尊重したいから、 いつもいいよと答えていた

でもあの時だけは、 赤の意見を尊重したくなかった

だって、大好きな君が飛び降りようと している

誰だって止めようとする

でも、×なないでっていうのも

赤を苦しめるだけだ

だから、赤が幸せになれるように

この辛さから解放されるように

…いいよ。

最後までちゃんと見届けよう

赤の分まで頑張ろう、

赤は動かない

僕の言葉に戸惑っていた

その隙に静かに前に進む

最後に近くで赤の顔を見たい

赤、こっち向いて

赤、

振り返った赤は少し驚いていた

赤に会えなくなっちゃうんだ

もう話せなくなるんだ

あの時言った言葉が本当になる日が 来るなんて

嫌だな、

やっぱり×なないで、

っ、ポロポロ

涙で視界がぼやける

赤の顔が見たいのに、上手く見えない

そんな時、赤がこう言った

助けてッ、ポロポロ

やっと聞けた赤のSOS

もちろん助けるよ

もういなくなったりしないでね

いいよ。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

11

ユーザー

フグマ失礼します🥲

ユーザー

冗談無しで泣いてしまう🥲

ユーザー

コメント失礼します!!! 涙がぼろぼろ出てしまいました…😭 フォロー失礼します!!!!!!🙌🏻😿💞

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