『諦めたい恋。』

あれは、まだ私が中学生の頃、

過去の出来事、

初めての制服

初めての教室

大遅刻してしまったぁぁ！！

私は直ぐに惚れちゃう、

この頃はまだ好きだった

“諦めない”と誓ったはずだった

もう既に、私は彼のことが好きではなくなった

嫌いになる要素も、

気持ち悪くなる要素も

彼には何もない、

そんなことはわかってた、

けど、彼のことを嫌いになった

嫌いになった

あの人の目、綺麗だった瞳も、

声も

顔も、

大っ嫌い

いつから嫌いになったんだろう、

好きな人、という言葉だけで、海斗が出てきてしまった、

もう好きじゃない、

嫌いなはずなのに、

私は今年から高校生、

ダメだ、また好きになりそう、

この人の目、綺麗

名前も、

声も、

顔も、

全部、

素敵。

これが私と春千夜の

恋。