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7月17日 (土)
水
優しい陽の光が部屋全体を包み込む
どうやらあのまま、寝落ちしてしまったようだ
水
水
朝からゆったりと湯船に浸かる。
今日は講義が午後からなので、久しぶりに自炊でもしようかな。
水
水
水
中から溢れ出る卵のいい匂いに 鼻が燻られる。
自炊はあまりしてこなかったが、 これからは少し挑戦してみようかな……、?
水
水
だるい体を動かし、勉強道具を 鞄に詰め込む。
これもオフイベのためなら……、 とやる気を起こし、靴を履く。
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水
出来る限り、隣が空いている 長机を探す。
水
土曜日にしては珍しく、誰も座っていない所があった。
水
……まぁ、周りは五月蝿くて少し 耳障りなんだけどね………、
講義が始まる5分前程のこと。
青
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水
本当は1人で使いたかったが……
まぁ仕方ない、良しとしよう
………にしても、イケメンだなぁ…、
切れ長の瞳に、薄い唇。
柔らかい髪から覗く、 金色のリングのピアス。
水
水
やっと1講義目が終わった。
青
水
そっと隣を見る。
何やら、本を読んでいるようだ。
水
隣のイケメンが持っていた本は、
僕の気に入っている本だった。
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いつの間にか声に出ていた事に 気付く。
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水
折角盛り上がった所で、予鈴が鳴ってしまった。
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水
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数字を見ていると、段々眠くなる 。
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水
どこからか心地よい低音ボイスが 聞こえてくる。
その指示に従い、教科書を前に立てそれに隠れるようにして眠る。
それにしても僕、名前教えたっけ…
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丸々1時間、寝てしまっていたようだ。
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途中から、寝ぼけたような筆跡から几帳面さが窺える、綺麗な筆跡に 変わっていた。
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そう言って駆け出した所、地面に躓く。
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目をおそるおそる開けてみると、僕は、甘いムスクの匂いがする彼に 抱き留められていた。
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水
心臓がドキドキして止まない。
胸の奥がキュッと締まるような感覚。
だんだん頰と耳が紅く染まっていくのが分かる。
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水
硬直したまま動かない彼が、心配になる。
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気まずい………、
さっきの事で絶対、引かれちゃったよね………っ!?
水
水
いつまでも紅く染まる頰と耳を押さえながら、逃げるようにしてその場を後にした。
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慌てて追いかけようとするが、もう姿も見当たらないので走りかけた足を止める。
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