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それにしても莉乃ちゃん、1日目から手伝わされるなんてついてないね〜

莉乃

実は提出物をわすれちゃって…

あ〜そういうことか!朝何してたの!

莉乃

何してたんだろうね…

…ん?

莉乃

いやなんでもない!帰ろっか!

そうだね!

湊くんに帰ろうって言えるとかどんな世界線? 誰かわからないけど願いを叶えてくれてありがとう!! 2人とも荷物はまとめていたので荷物を持つと教室を出る。

家どの辺なの?

莉乃

青井駅の近く!

え、俺もその辺!

莉乃

えっ!

莉乃

そんなことあるんだ…

ね!奇跡!

そう言うとこっちを見て笑った。 やめてよ…そんなかっこいい顔でこっち見ないで… 湊くんはこっちを見て話してくれているのに私は全然湊くんの方を見れなくて、歩いてる距離もどこか少し遠くて。 まあ私が離れて歩いているんだけど。 隣なんて歩けない… でも話は沢山できて、好きな食べ物の話とか、部活どうするかとか、色んな話。 今日クラスの女の子たちとはこんなに話していなかったし、やっぱりファンってことはバレちゃいけないのかもしれない でも家近いんだ…また一緒に帰れるかな?

高校生では芸能活動より学校を優先したいと思ってるんだよね

莉乃

そうなんだ!

…ってあれ?そうだったっけ? 高校の時もドラマに出たり地下アイドルとして結構がっつり活動してなかったっけ? まぁ結局やることになるのかな。

だから楽しもう!

莉乃

うん!

まぁ未来のことなんてどうでもいいじゃん! 今一緒にいれてるんだもん! 横見たら湊くんがいて、そんな幸せなことがあるんだし。 しばらく2人で歩いてさっき話した青井駅が見えてきた。

莉乃

じゃあ私こっちだから…

え、俺もこっちだよ

莉乃

あ、そうなんだ!

そのままなんだかんだ5分くらいずっと一緒に歩いていて… え、こんなにバイバイしない事ある!? そう思って湊くんの方を見ると湊くんも同じような顔をしていた。

莉乃

ど、どこまで一緒なんだろうね?

俺もうすぐ着くけど…

莉乃

わ、私も

そして止まった場所は私の家の前。 私は自分の家を指さして

莉乃

ここだよ

と言うと、湊くんは驚いて隣の家を指さした。

俺ここ

湊くんはそう言うとははっと笑い始めた。 え、と、隣!? 隣って確かおじいちゃんおばあちゃんが2人で住んでなかったっけ?

莉乃

な、なんで…

昨日引っ越してきたばっかりなんだよね、今日隣に挨拶に行こうって思ってたんだけど…

莉乃

そんなことって…

よろしく隣人さん!

湊くんはいたずらに笑う。 その後また明日ねとお別れをして家の中に入る。 ドアを閉めた瞬間崩れ落ちてしまって。 今私湊くんと帰ってたんだよ…? それどころか学校もクラスも同じで、席も隣で、家も隣…? さっきまでの出来事が急に夢みたいに感じる。 こんな幸せな夢なら覚めないで欲しいよ…!

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