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ちぐさ
医師
医師
医師
俺は生まれてすぐから怖がられた
医師
母親
6人目の子供は縁起がよく大事な子供
それに六つ子となるとさらに縁起が良いとされていた
だがその六つ子の6人目の子供に俺は生まれた
ちぐさ
ちぐさ
母親
母親
ちぐさ
医師
医師
母親
医師
母親
母親
ちぐさ
母親
ちぐさ
そこからだ
毎日殴られたのは
毎日殴られたせいで
痛みには慣れ
身体は痣だらけ
あっと
母親
ちぐさ
母親
ちぐさ
ご飯は抜き
3年後
母親
ちぐさ
ぷりっつ
母親
母親
母親
けちゃ
母親
まぜ太
母親
あっきぃ
母親
母親
ちぐさ
ちぐさ
通行人1
通行人1
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ガサガサ(ゴミ箱を漁る)
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
食糧の確保はゴミ箱を漁るしか無かった
多い日は野菜の端など
お肉なんてあった日にはもう
最高のご飯で気分は良かった
少ない日は何もなし
まぁそれがほぼだったんだけど
ちぐさ
お母さん2
お母さん2
ちぐさ
どうなったって良かった
生き延びるにはこうするしか道はなかった
でもこれもまた地獄の始まりだった
俺が自由に動けるのはこの地下室だけ
自由と言っても首に鎖がついていてあまり動けない
そして毎日ストレス発散の道具
お母さん2
お母さん2
ちぐさ
俺は出ていった日から幼稚園も小学校も中学校も行ったことがなかった
お母さん2
ちぐさ
お母さん2
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
奏
ちぐさ
奏
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
奏
1ヶ月後
悲劇が起きた
お母さん2
ちぐさ
お母さん2
ちぐさ
ちぐさ
唯一の仲間の奏が死んだ
そこからみたくないという理由で高校を受験することになった
字もろくにかけない俺が
死ぬ気で勉強をした
ひとりで
そして結果発表が明日に迫ったある日
お母さん2
ちぐさ
いつぶりの外だろうそう思いながら長い階段をこの数年あまり動かしてなかった足で上がる
ピカッ
ちぐさ
数年ぶりかの外はすごく眩しくて
新鮮で
苦しかった