テラーノベル
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朝、目が覚めた。
時計を見る。
8時30分
学校が始まる時間は過ぎていた。
あかり
布団の中でスマホを握った
本当は行かなきゃ行けない。
今日は数学がある
昨日の宿題もある
給食もある
行く理由ならちゃんとある。
なのに。
制服に着替えようとすると、
胸の奥が痛くなる。
あかり
そう思う。
でもそれだけじゃない。
あかり
あかり
あかり
あかり
色々な考えが頭の中をぐるぐる回る。
そして最後には
あかり
布団に潜った
母親
母の声が聞こえた
あかり
母親
その質問が一番困る。
嫌な事はない。
いじめもない。
友達が嫌でもない。
ただ学校へ行く事が
考えるだけで苦しくなる
自分でも
理由を説明できない事が
一番嫌だった。
あかり
そう答えると
母は何も言わなかった。
昼になるとクラスLINEがなった。
皆んなはいつも通りだった
自分がいなくても
何も変わらない。
そう思うと少し安心した
数週間後
今日は学校に行った
でも教室には行かない
向かったのは保健室だった。
あかり
小さく挨拶すると
先生がこちらをみて微笑んだ
保健室の先生
保健室の先生
あかり
椅子に座った
教室から離れているだけなのに
少し息がしやすかった
廊下から笑い声が聞こえる
チャイムが鳴る
授業が始まった
私は保健室で
一人でプリントを開く
皆んなと同じ時間に
同じ学校にいる。
それなのに
私は教室にはいない。
それが少し悔しくて
少しだけ安心した
あかり
そう考える
でも、想像するだけで
胸が苦しかった
だから、
プリントに目を戻した。
今の私には、
ここにいることしかできなかった。
それでも
保健室の先生は
保健室の先生
と言った
その言葉を聞いても
素直に喜べられなかった
学校に来た
ただそれだけ。
なのに、。
どうしてこんなに
苦しいのだろう
皆んな同じ学校にいる。
でも。
同じ場所に立っているとは
限らなかった
コメント
1件
うわあ…このお話、胸がぎゅっとなるね😢💔 「行きたくない」と「行かなきゃ」が頭の中でぐるぐるして、結局布団に潜っちゃうあかりの気持ち、すごく伝わってきたよ。保健室にたどり着いて「今日も来れたね」って言われても素直に喜べない感じとか…「みんなと同じ学校にいる、でも同じ場所に立っているとは限らない」って一文が刺さった🥺💦 お赤さん、不登校の子の複雑な心情をすごく丁寧に描いてて、読んでて苦しいけど目が離せなかったよ。続きすごく気になるな…!