テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
小鉄
小鉄
小鉄
縁壱零式のからくり人形は
縁壱零式の指の関節を使い
その隊士の苦手な動きをつくことができる。
また動かす部分もそこにある。
小鉄
...
小鉄
ツー...ギギギ
小鉄
ガタッ
シャッ
小鉄
奇跡的にも
縁壱零式は動いた。
歪に繋げた首が動いていて
今にも外れそうだった。
小鉄
小鉄
小鉄
そう思い
台から降りようとしたところ
奇跡を上書きするように
台から滑り落ちそうになる
運悪くそこには鋭い道具があり
刺さるとひとたまりもなかった。
小鉄
ガタッ
小鉄
衝撃に目をつぶった。
目をつぶったとて、痛みは回避できないが。
だが、不思議と痛みは感じなかった。
代わりに、宙に舞うような感覚だった。
目を開くと、また台に戻っていて
鋭い道具も、道具箱に仕舞われていた。
小鉄
小鉄
小鉄
手首を見ると、少し赤くなっていた。
小鉄は困惑しているが
縁壱は内心それどころではなかった。
縁壱
縁壱
縁壱
縁壱
縁壱
縁壱
縁壱が疑問に思うのもそうだ。
幽霊であるものは例外なく天国か地獄に行くはずである。
だが縁壱はその例外すらも越えてしまった。
神に寵愛されたもののみが
守護霊として、誰かの背後に立っているのだ。
縁壱
チラッと、小鉄の方を見る。
縁壱
縁壱
縁壱