??
もう帰るん?
突然、声を掛けられた。
その声は間違えなく……………………
○○
永瀬………さん…………?
廉
まだ永瀬さんって呼んどるん?
廉
廉でええって!
明るく話してくれる永瀬さん。
申し訳ないけど私はそれどころじゃなかった。
言いたかったこと言わないと………………
言わないと……………………
そう思う程、言えなくなる。
声が出なくなる。
なんでだろう…………
涙が溢れてくる。
ギュッ
○○
っ……?!
廉
またなんか溜め込んどるんやろ
廉
俺には分かるで?
あの時と同じ匂いと温もり。
もう届かないと思ってた想いが届いた。
そう考えれば嬉しくてまた涙が溢れてくる。
涙は止まることを知らない。
○○
グスッ……会いたかった……グスッ……
廉
俺は彼氏かっ!笑
廉
まぁ俺も会いたかったけどな〜
視界は永瀬さんの胸でいっぱいで見えないけど
永瀬さんの顔は絶対笑ってる。
ってそんなことよりも……………………
○○
あ、あのさ………………
廉
どしたん?
廉
なんかあったん?
どこまでも優しい永瀬さん。
そんな永瀬さんにずっと伝えたかったことを言った。
詰まりながらも何とか言い切った。
廉
よぉ言うてくれたな
廉
サンキュー!
廉
俺も○○に言わなアカンことがある
○○
何……?
さっきまで笑ってた 永瀬さんが一瞬にして真剣な顔に変わった。
廉
俺の隣にずっと居って欲しい
廉
○○は絶対俺が守るし、絶対傷付けへん
廉
俺と付き合って下さい。
突然そう言われた。
私の答えはもちろん_____
○○
はい
○○
よろしくお願いします
廉
( 'ω')۶ッッッィィィィイイイイヨッシャアアアアアアアァ!!!!
廉
マジで緊張した!
廉
ホンマにアカン。心臓に悪いわ〜
なんて独り言を言っている笑
そんな彼を可愛いと思ったのはここだけの秘密で♡♡
数年後に私の名字は△△から永瀬へと変わった。
END
コメント
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最高(*`ω´)b