結
・・・着いたね
夏子
ねぇ、マジで平気なの?
結
大丈夫、噂だもん
私達は今、大きな時計塔の下にいる。
ここには1つ噂があって、今日は夏子と2人で確かめに来ている。
結
さ、入るよ
夏子
ちょっと、待ってよ!
時計塔はずいぶん前から建っているらしい。
すぐに崩れてしまいそうだ。
結
じゃあミミコさんを探そう
ミミコさん。
この時計塔は何十年も前から建っている。
だけど、1度だけ台風の影響をくらい、全て崩れてしまったらしい。
その時、下敷きになって死んでしまったのがミミコさんだ。
結
こんにちは、ミミコさん
結
私はあなたに会いに来ました
結
私達と遊びませんか?
夏子
も、もうやめない?
結
なんで?
結
あとちょっとだよ?
夏子
そうだけど・・・
結
ミミコさんに会えたら、夏子の願い、叶うんだよ?
夏子
そ、そうだね
ミミコさんに会えたら、1つだけ願いを叶えてもらえる。
それを狙いに今日は来たのだ。
結
さぁ、ミミコさん、おいでください
ミミコさん
キャハハハハハ
夏子
!!?
結
ミミコさんだ!
ミミコさん
呼んでくれてありがとう
ミミコさん
願いは何?
ミミコさん
私が叶えてあげるよ
結
本当にミミコさんだ!
結
夏子、ほら、願い事は?
夏子
私の、願いは・・・
ミミコさん
願いは?
夏子
結を、殺してください
結
え・・・?
夏子
もう嫌
夏子
いつもいつもっ私は結のおもちゃで!!
夏子
結の言うこと守らなかったら、いじめられた!!
夏子
こんな友達いらないっ
夏子
いや、最初から友達でも何でもなかった!
結
夏子、お前っっ
ミミコさん
いいよ
ミミコさん
それが願いね
結
ち、ちょっと待ってよ!
夏子
バイバイ、結
ミミコさん
じゃあ、いくよ
結
や、嫌っ
結
イヤァァアァァアアッ!!
ミミコさん
はー、疲れたぁ
夏子
ありがとね、ミミコ、助かったよ
ミミコさん
おやすいごよう!
ミミコさん
でも、まーよく信じたよね
夏子
ねっ!ミミコさんなんて本当はいないのに
夏子
めっちゃウケる
ミミコさん
ま、これで結は死んだ
ミミコさん
感謝してよね
夏子
もちろん
夏子
じゃ、帰ろっか
ミミコさん
うん







