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気付いた時にはもう遅かった
何もかも不自由な世の中で 生きていく自信なんてなかった
だから子供たちは 地獄から逃れようと 自ら監獄に入った
何事もなく生きられる、監獄へ
宇 京
俺に親はいない
俺が小さいときに離婚した
父親が所持するこの家で 1人で暮らしている
父親も母親も遠くのどこかで 別々に暮らしているだろう
宇 京
死んだ祖母に挨拶するのは子供任せだ
いつか呪われるなんて思うが 意味ないことだと分かってる
父親とはたまに会う
優しくてお手本のような父親
母親はもう覚えていない 愛してもらった記憶などない
生きる上で困ることはない
お金もあるし 住む場所だってある 友達だって普通にいるし 勉強だって普通にできる
だが、心の居場所はない
俺は眠る
そしてあの監獄へと向かった