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窓を叩く雨音が教室中に響く。
ドクン…ドクン……
松枝 りえ
時計をちらりと見ると、約束の時間まであと10分もあるのに。
松枝 りえ
松枝 りえ
でも……
松枝 りえ
現在高校三年生。あと5ヶ月くらいで卒業が待っている。
私が今待っているのは同じクラスの大橋君。
運動神経抜群、頭も良いしみんなからの信頼も厚い。
松枝 りえ
今日はその大橋君に呼び出されて教室に残ってるところ。
すると。
ガラガラ…
大橋
大橋
松枝 りえ
松枝 りえ
松枝 りえ
松枝 りえ
大橋
大橋
松枝 りえ
大橋
ドクン
松枝 りえ
松枝 りえ
松枝 りえ
大橋
松枝 りえ
松枝 りえ
松枝 りえ
大橋
少しの沈黙の後、大橋君はくすりと笑った。
大橋
大橋
松枝 りえ
まるで、夢のような瞬間。
とてもキラキラしてて、高校生活の中で1番充実した一瞬だと思う。
そうして、私と大橋君の恋人生活が始まった。
その時の私は気づいていなかった。
いや、気付かないふりをした。
こんな気持ちに気付きたくなんかなくて。ずっとその思いを無意識に消そうとしてた。
そんなのダメ。そんなの酷すぎるって……。
━━━━━翌日。
マリン
松枝 りえ
マリン
マリン
松枝 りえ
マリン
マリン
松枝 りえ
松枝 りえ
ゆい
松枝 りえ
ゆい
ゆい
松枝 りえ
ゆい
ゆい
松枝 りえ
ゆい
ゆい
松枝 りえ
ゆい
マリン
松枝 りえ
ゆい
松枝 りえ
ゆい
松枝 りえ
マリン
マリン
松枝 りえ
ゆい
マリン
松枝 りえ
松枝 りえ
ゆい
ゆい
マリン
マリン
ゆい
松枝 りえ
その時、私の胸の奥で何かが主張し始めていた。
「逃げるな」
「素直になれ」と言われているような。
松枝 りえ
松枝 りえ
きっぱり断言することはできなかった。
だって、私の中の隠していた気持ちが溢れてきて……
マリン
松枝 りえ
ゆい
マリン
松枝 りえ
そしてそそくさと2人はどこかに行ってしまった。
大橋
松枝 りえ
大橋
松枝 りえ
大橋
松枝 りえ
暗いモヤが、心に被せられた。
それはまるで
『罪悪感』という言葉がピッタリだった。
そしてあっという間に放課後になり…。
大橋
松枝 りえ
松枝 りえ
松枝 りえ
思わず肩をビクつかせた。
私の左手が誰かの手に包まれている。
松枝 りえ
ちらりと彼を見ると、少しだけ頬を赤く染めていた。
大橋
大橋
松枝 りえ
大橋
カランカラン…
店員
席に向かう間、私は心がズキズキと痛むのを感じた。
松枝 りえ
大橋
松枝 りえ
頭の中で蘇るゆいとまりんの会話ででてきた「蛙化現象」の言葉。
大橋
松枝 りえ
松枝 りえ
大橋
松枝 りえ
大橋
大橋
席に着く前に大橋君は私に声をかけてくれた。
大橋
松枝 りえ
松枝 りえ
松枝 りえ
松枝 りえ
あぁもう分からない。
松枝 りえ
大橋
大橋
すると、大橋君の手が私の背に回ってきて、気づいた時には抱きしめられていた。
松枝 りえ
大橋
大橋
もう、その「気持ち」を隠す事なんてできなかった。
大橋
松枝 りえ
大橋君……
ごめんなさい。
今はね、ただ……ただあなたの好意が……
「気持ち悪い」です。
松枝 りえ
[完]