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気弱な少年の日常

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気弱な少年の日常

4 - 鈴木家訪問

♥

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2024年08月01日

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鈴木家内部

鈴木奏

お母さん、お父さん、ただいま。

小清水奈緒樹

お…お邪魔します……

鈴木芽菜

奏おかえり〜。そしていらっしゃ…あらなーくんじゃない!お久しぶり〜!

鈴木湊

お、奈緒樹くんじゃないか。久しぶりだね

小清水奈緒樹

え?僕のこと…知ってるんですか?

鈴木芽菜

知ってるも何も…サマーキャンプでのことは奏から聞いたわよ〜!

小清水奈緒樹

え…サマーキャンプ……てことは…あの時怪我してないか聞いた女の子が鈴木さん!?

鈴木奏

今になって思い出したの?ちょっと悲しいなぁ…

小清水奈緒樹

なんか懐かしい雰囲気だなと思ったけど…

鈴木湊

ははは、まぁここへ来たのも何かの縁だ。ゆっくりしていきたまえ。奏、奈緒樹くんを君の部屋へと招きなさい。

鈴木奏

はーい。小清水くん、着いてきて。

小清水奈緒樹

は、はい……

奈緒樹は奏について行き、彼女の部屋へと入ったのだった。

奏の部屋

小清水奈緒樹

お邪魔します…

鈴木奏

……

小清水奈緒樹

あ、あの…鈴木さn

奈緒樹が話している時、奏は奈緒樹に抱きついた。奏の豊かに実った2つの大きな胸が奈緒樹の体に当たる。

鈴木奏

会いたかった……!

小清水奈緒樹

え…え?

鈴木奏

ずっと…会いたかったよぉぉぉ……!

鈴木奏

私…サマーキャンプの時のお礼が言いたくてずっと会いたかった……!そして…私が小清水くん…いや…なーくんに言いたかった想いも告げたかった……!

小清水奈緒樹

あ…あの……

鈴木奏

あのね…私…初恋の相手がいるって言ったでしょ?

小清水奈緒樹

う、うん…

鈴木奏

その相手が…なーくんだったの……

小清水奈緒樹

え、ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?

鈴木奏

本当に……会いたかった……!

再会を感動する奏の目には、涙が流れていた…

小清水奈緒樹

よしよし…泣かないで…

鈴木奏

ぐすっ…なーくん…

小清水奈緒樹

鈴木さんって…あっ…またふらつきが……

奈緒樹は重度のめまいに襲われ、その場に倒れた。

鈴木奏

な、なーくん!?

数分後、奈緒樹は目を覚ました

小清水奈緒樹

うっ…うーん

鈴木奏

良かったぁ…気を失っちゃったからびっくりしたよ…

小清水奈緒樹

あはは…本当に……休まなきゃだね…

鈴木奏

なーくん、明日は学校ないし、今日は泊まっていったらどう?

小清水奈緒樹

いや、親御さんにかけるから…

鈴木奏

大丈夫!さっきお父さんとお母さんに聞いたら快く許可してくれたわ!ちなみになーくんのところの家族にも許可は無論得たわよ!

小清水奈緒樹

姉さーん…そーゆーとこほんとアホなんだから……

鈴木奏

そーゆー事だから、今日はゆっくりしていってね!

小清水奈緒樹

は…はい……

鈴木奏

じゃあ早速だけど、なーくんの疲れをとるところからだね!

小清水奈緒樹

さっき少しだけ寝れたから大丈夫だけど…

鈴木奏

だーめ!疲れっていうのはほっといたら体に悪影響があるものなんだよ?

鈴木奏

ということで、私が膝枕してあげる!私の膝枕でご飯ができるまでゆっくり寝て!

小清水奈緒樹

は!?何言ってるの!?膝枕って…ってちょっと!?

奈緒樹は半ば強引に奏の太ももに頭をもっていかれ、そして横にさせられた。奏の程よい肉付きの太ももと彼女から発せられる甘い香りが奈緒樹を眠りへと誘う。

小清水奈緒樹

(あれ…なんか…気持ちいい……ここ最近文化祭のことで張り詰めてたからかな……)

鈴木奏

フーン♩…フフフ~ン♩

奏の甘く優しい声が奏でる旋律が、さらに奈緒樹を深い眠りへと誘う。

小清水奈緒樹

zzz...

鈴木奏

ふふっ♡寝顔も可愛い♡

しばらくして、食事ができあがり、奈緒樹と奏は食事をするために下へと降りた

鈴木芽菜

今日は奏の好きなロールキャベツよ〜!

鈴木奏

わーい!やったー!

鈴木芽菜

あれ?どうしたの奏。あなたいつも以上にテンションが高いわね〜。

鈴木奏

なーくんと会えたから嬉しくて…えへへ

鈴木湊

まぁかれこれ10年以上会ってないからね。はしゃぐのも無理はないよ。奈緒樹くんはロールキャベツは好きかい?

小清水奈緒樹

はい。

奈緒樹達は談笑しながら食事を楽しんだのだった。

食事が終わり、奈緒樹は鈴木家御一家に流されるがままに風呂にも入れさせてもらっていたのだった。

小清水奈緒樹

ふぅ〜…疲れが取れる〜…でも……こんなに厚意に甘えていいのかな。ちょっと不安…

と、奈緒樹が独り言をぼやいていると、風呂場のドアが開く音が聞こえた。そしてそこからは奏の声が聞こえてきた。

鈴木奏

な…なーくん…//

小清水奈緒樹

ん?何?

鈴木奏

なーくんさえ良ければ…その…一緒に入っても…いい?

小清水奈緒樹

いいけど…って、え!?

鈴木奏

そう?じゃあ入るね……//

奏が浴室に入ってきた。バスタオル1枚で隠そうとしているが、隠しきれていなかった。そして奈緒樹は奏のバスタオルでは隠しきれないほどの豊満な体が目の前にあることに頭の処理が追いつかずてんやわんやな状態になっていた。

鈴木奏

あ…あんまり見ないで……私の体…見ても得することなんてないよ……

小清水奈緒樹

(え…ちょっ、ガチで入ってくる子とか居るの!?漫画でしか見た事ないよ!?)

そして2人は風呂場という密室空間で十数分、理性と死闘を繰り広げていたのだった。

鈴木奏

せ…背中…洗ってあげるね…///

小清水奈緒樹

う…うん……

鈴木奏

(なーくんの唇…奪いたい……ってダメダメ!今はもってぇぇぇ私の理性!!)

小清水奈緒樹

(せ…背中に……む…胸が……理性よ…耐えてくれぇぇぇぇぇぇ)

この後2人は同時に風呂から上がった。奈緒樹曰く風呂なのに何故か疲れが取れなかったらしい。

鈴木奏

すっかり暗くなっちゃったね…

小清水奈緒樹

う、うん……

鈴木奏

なーくんと一緒に寝たのってサマーキャンプ以来だっけ…

小清水奈緒樹

どうだったかな…サマーキャンプのことは僕はよく覚えてないけど

鈴木奏

私…なーくんのこと抱き枕にして寝たい……

小清水奈緒樹

え!?つまりは僕を…ハグしながら寝るってこと!?

小清水奈緒樹

(そんなことしたら……む…胸が顔に……!)

鈴木奏

私寝る時いつもぬいぐるみをハグしながら寝てるんだけど、今日はなーくんがいるからなーくんを抱っこして寝ようかなって…

奈緒樹は半ばヤケ気味に

小清水奈緒樹

もう抱っこするなりなんなりしてよ……

と言った。

鈴木奏

ほんと!?じゃあメッチャギューーーーッってするね!!

小清水奈緒樹

それは僕が窒息死してしまうかもだけど…まぁ…いいよ

奏は部屋のライトを消し、奈緒樹ギューッと抱きしめた。

小清水奈緒樹

(背中に…胸が当たって……気になって寝れない…)

奈緒樹は自分の腰元に奏の手が触れていることに気がついた。確かに奏はハグをしている。しかしバックハグだったのだ。 奈緒樹の背中に奏の豊満な胸がギューッと押し付けられている。

鈴木奏

(やっぱり…なーくんと一緒にいると落ち着く…)

小清水奈緒樹

(せ…背中に……む…胸がァ……)

この後奈緒樹は緊張のあまり一睡も出来なかったという。

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