テラーノベル
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俺は受話器を睨みつけたまま、しばらく言葉が出なかった
なぜ、自分がここにいることを知っているのか
なぜ、自分の名前まで知っているのか
梶原ハス
俺は声を絞り出した
梶原ハス
梶原ハス
チサは床にうずくまったまま、激しく首を横に振るだけだった
涙で濡れた顔を上げようともしない
俺はたまらなくなって立ち上がり、部屋の中を見回した
梶原ハス
思わず上を見上げる
梶原ハス
宮下チサ
チサが掠れた声で言った
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
梶原ハス
俺はゾッとした
カメラがないのに、俺たちが今ここにいる事が筒抜けになっている
梶原ハス
俺はチサの前に再び膝をつき、その細い肩を優しく掴んだ
梶原ハス
梶原ハス
梶原ハス
チサはしばらく黙っていたけど、諦めたようにポツポツと話し始めた
宮下チサ
梶原ハス
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
チサの目から大粒の涙が零れる
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
梶原ハス
梶原ハス
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
チサは涙を拭い、部屋の奥にあるクローゼットを指さした
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
梶原ハス
梶原ハス
梶原ハス
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
梶原ハス
梶原ハス
その時
チサのポケットの中で、スマホが振動した
画面には_【非通知設定】
宮下チサ
チサは震える指で通話ボタンを押した
さっきの留守番と同じ、若い男の声だった
宮下チサ
宮下チサ
チサが声を震わせながら、ハッキリと言った
男が低く笑った
宮下チサ
俺はたまらなくなって、スマホに向かって怒鳴った
梶原ハス
梶原ハス
梶原ハス
男の声は少しも動じない
それどころか、楽しそうに笑っていた
梶原ハス
俺とチサは、ゆっくりとベランダの大きな窓に視線を向けた
ぴったりと閉め切られた、厚いカーテン
プツッ、と音がして通話が切れた
梶原ハス
宮下チサ
静まり返った部屋
ここは4階だ
外からベランダに侵入はできない__ということは、最初から……
俺はゴクリと唾を飲み込み、ゆっくり窓へ足を進めた
宮下チサ
宮下チサ
チサが止めたけど、俺は遮光カーテンの端を掴んだ
手汗で布地がじっとりとにじむ
梶原ハス
意を決して、俺はカーテンを一気に引き開けた
コメント
1件
わあ、第3話、ぞわぞわしました……! カメラも盗聴器もないのに“全部知ってる”って、その不気味さが本当に怖かったです。特にラストの「カーテンの真裏」の演出、思わず息を止めました。チサの母親の借金話も切実で、「身代わり」って真相が重くのしかかってくる……ハスくんがカーテンを開ける決断、手に汗握りました。続き、気になりすぎます!
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橘靖竜
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