赤side
あれから数日
彼らから絡んでくることはなかった
ただ、時折視線を感じるだけ
誰かはわからない
ただ、それだけ
窓の空を見つめる
グラウンドには体育の授業をしているクラス
少し手前の階段には授業をサボっている人達
校門の近くにある池では鯉が跳ねている
窓の隙間から風が吹き、髪を揺らす
そろそろ雪が降る頃だ
冬になる
青
ころちゃんのダルそうな声が聞こえる
黄
2人の会話に耳を傾けながら資料に目を向ける
机の上に置かれる生徒会の仕事をある程度片付け、2人の会話に入ろうとココアを淹れにいく
3つのカップを持ち、戻る際にお菓子を持ってソファーに座る
ココアを渡すと2人は美味しそうに飲んでいく
ふと2人の左手が視界に入る
部屋の明かりに反射して光2つの小さなリング
赤
思わず目を逸らした
見ていられなかった
そう言った方が正しいだろう
俺は心の中で苦笑した
だって俺のせいだから
黄
赤
青
頰を膨らますころちゃんの頭を撫でながら話を聞く
黄
赤
赤
“アレ”は殺し屋専門のマフィアだから
殺し屋である俺たちは国から認められているとはいえ、無闇に動けなくなる
“彼ら”も認められているのだから
赤
青
黄
赤
キーンコーンカーンコーン
赤
今日最後の授業が終わる
今日は丁度“お仕事”の日
青
赤
青
黄
赤
黄
黄
コメント
8件
猫かぁwwぶくしつです✨
連載ブクマ失礼しますm(*_ _)m
ぬこぉぉぉぉぉぉぉぉ笑