TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)

マスカーニャ

にゃあ〜

マスカーニャは、スマイルに頭を撫でられて、気持ちよさそうに目を瞑る

ずっっっる!!!!!

なかむ

スマイル、ほんとポケモンによく好かれるよねー!

確かに、スマイルはポケモンとすぐに仲良くなってしまう

きんとき

確かにね!

きりやん

人間には嫌われるのに、ポケモンには好かれるんだな

ぶるーく

あはwスマイルは、人間にも好かれてるよw

きりやん

あっ、黙っちゃった〜w

シャークん

なんかあるのか?

シャークんは、スマイルに聞く

スマイル

何もないけど…

スマイル

まあ、俺、清い心を持ってるからかな

なかむ

ええ?w

きんとき

嘘つけw

スマイルの言葉にみんながツッコむ

清い心…w

清い心を持ってるかはわからないけど、スマイルは普通に優しいと思うな〜w

スマイルを好きになった理由の中で、優しさが大きかった気がする…いや、どうだったかな?

僕、何年前からスマイルのこと好きなんだ?w

ぶるーく

そういえばさ、みんないつも学校には1匹しかポケモン連れてきてないけど、他に何匹いるの?

僕は、ふと思った疑問を言う

なかむ

前言った気がする…けど…俺は2匹!

シャークん

俺も2匹〜

きんとき

俺も2匹〜

きりやん

俺も2匹

スマイル

俺は3…

ぶるーく

えっ、1匹僕だけってマジ⁈

なかむ

でも、マスカーニャって、飼い主が他のポケモンを可愛がってたら嫉妬するよね?

きんとき

確かに…だから、ぶるーくはあってるのかな…?

確かに、マスカーニャの性格は簡単に言えばメンヘラだ

だけど、このマスカーニャは違う

ぶるーく

…僕のマスカーニャは僕に嫉妬しないよ

きりやん

え?そうなの?

みんなは驚きの声をあげる

シャークん

…マスカーニャ、スマイルに良くくっついてるよな…

なかむ

確かに…!!!

スマイル

…それでも飼い主はぶるーくだ。俺じゃない

スマイル

そーだよな?マスカーニャ

マスカーニャ

にゃー……

マスカーニャ

にゃあー

スマイル

うん、多分「そう」って言ってる

なかむ

曖昧すぎだろw

ふう…やっと授業終わったー!!!

よし!帰ろう!!

帰りの時間

廊下では、なかむ達が待っていた

なかむ

よし!帰るか!

なかむ

じゃあね!ぶるーく!

シャークん

じゃあなー!

きんとき

また明日!

きりやん

ばいばーい

スマイル

じゃあ、また明日な、ぶるーく

ぶるーく

うん!ばいばーい!

ぶるーく

マスカーニャ

にゃーー!!

ぶるーく

こーら!我儘いわないの

きっと、マスカーニャはまだスマイルと一緒にいたいと言っているのだろう

それは僕も同じだ

まだスマイルといたい

僕は、いつも1人で帰る

1人で登校して、1人で下校する

だって、みんなは寮生活だから

当たり前だ

みんなは違う、バラバラの地方から来ているのだから

あの6人の中で、同じ地方の人間は誰1人いなかった

そして、僕はパルデア地方の人間だ

みんなと比べたら近い方だが、僕はパルデア地方の東2番エリアに住んでいる

ジムリーダーと配信者を両立している、電気タイプのジムリーダー、ナンジャモさんがいる場所に住んでいる

そして、僕はそこから毎日徒歩通だ

はっきり言って、遠い

入学する前、母から、寮生活をすすめられていた

だけど、僕は断った

このくらいの距離、余裕だと思っていたからだ

だけど、この距離を毎日歩くたびに、めっちゃ遠いことに気づき、母からのおすすめを断ったことを後悔していた

今日、帰ったら言ってみようかな…

ぶるーく

ただいまー

マスカーニャ

にゃあー!

ああ、おかえり

ぶるーく

ねえー、寮生活したーい

お!やっとその気になった?

ぶるーく

え?

実は、私もそろそろあなたを寮生活させたかったの

だから、丁度よかったわ

いいわよ

寮生活

ぶるーく

いいの?

寮生活をすんなり受け入れてもらえたことに僕は驚いた

僕は、「あの時寮入るって、言えばよかったのにー」とか、「もう遅い!」って言われることを予想していた

だけど、現実は僕が予想していた世界よりも甘かった

ええ、勿論よ!

だって、いつも疲れた顔して帰ってくるのだもの

学校の話はいつも楽しそうにしているから、何に疲れているのかわからなかった。だけど、わかったの。登下校の距離があなたを疲れさせているってことに

できるだけ、楽させてあげたいじゃない

ぶるーく

そ、そっか…

母は、僕をいつもよくみている

そして、自分のことを考えてくれた提案をしてくれていることに、ああ、親だなーと痛感する

ぶるーく

でも、部屋、空いてないんじゃない?

部屋?もうずっと予約していたわよ

ぶるーく

えっ

寮に予約なんてあるの…⁈w

入学してから、いつかは寮生活したいっていう日が来るって思ってたから、部屋を、ずっととっといてもらっていたの

ぶるーく

そうなんだ…

だから、明日からでも寮生活ができるわよ

ぶるーく

いいの…?

ええ

寮の部屋に家具は全て揃っているからね

だから、持っていくのは服とか歯ブラシとかコップとか、自分が持って行きたいものだけで大丈夫よ

ぶるーく

そうなんだ…

ぶるーく

じゃあ、明日から寮に移る

じゃあ、明日帰ってきたら必要なものをつめて寮の部屋に行きましょうか

ぶるーく

うん!!!

ぶるーく

やったね、マスカーニャ!!

マスカーニャ

にゃあ?

僕は、マスカーニャに近づき、マスカーニャの耳元で囁く

ぶるーく

これで、スマイルと一緒にいる時も増えるよ

マスカーニャ

にゃっ!!!!

僕がそういうと、マスカーニャは嬉しそうに目を輝かせた

ぶるーく

やったね!!!

マスカーニャ

にゃあー!!!

僕らは、ハイタッチをした

僕のライバルはポケモン⁈(ポケモン知らなくてもok)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

133

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
;