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？？？
無事？…良かった
第1章 家族
今日は、桜澄学園の入学式。 新一年生の俺、武智一織(たけちいおり)は 新しい制服のネクタイを締めながら 未だに朝自分で起きれない 弟の武智陸翔(たけちりくと)を 起こしに行く
一織(いおり)
おい！陸翔！いい加減起きろ！
陸翔(りくと)
…ｚｚｚ
あ、おはよ…
あ、おはよ…
一織(いおり)
やっと起きたか…
おはよ。
おはよ。
眠そうな陸翔と１階のリビングに向かうと 兄の武智魁星(たけちかいせい)が 既に朝食を済ませ、 学校へ行く準備をしていた。
陸翔(りくと)
魁星今日食べるのはやいねーふぁ
魁星(かいせい)
今日部活早いんだー
朝飯適当にパン焼いといたからそれ
食べといて
朝飯適当にパン焼いといたからそれ
食べといて
一織(いおり)
…なんだ？陸翔
魁星と一緒に飯食えなくて悲しいのか？
魁星と一緒に飯食えなくて悲しいのか？
陸翔(りくと)
…は！？ べっ別に飯ぐらい、いいだろ！
一織(いおり)
飯ぐらいねぇ…
魁星(かいせい)
そんなこと言う一織もちょっと寂しいんじゃねぇの？
一織(いおり)
は！？違ぇし！
魁星(かいせい)
はいはい、じゃあいってきまーす
数分後
一織(いおり)
っ！やっべ！俺達もはやく食べないと遅刻しちまう！
陸翔(りくと)
ほんとだ！入学早々遅刻は
陸翔(りくと)
絶対に
一織(いおり)
阻止する！
そうして俺達は朝食をはやく食べ 陸翔があたふたしているのをいい事に 俺、武智一織は容赦なく 弟を置いていくことにした
陸翔(りくと)
え！一織はやくね！？
待ってよ！！
待ってよ！！
一織(いおり)
俺がお前を待つと思うか？
陸翔(りくと)
…
陸翔(りくと)
思いません
一織(いおり)
じゃあ、行ってきまーす
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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