練也?
ふん...。(一挙に距離を詰めて、首元に掴みかかって。)
練也
がっ?!(反応は遅れることはないが、凄まじい力にて掴まれてしまい、上に掲げられるように持ち上げられ。)
練也?
...。(そのまま赤子の手を捻るが如く、先程練也が出てきた地下の宝物庫の木戸目掛け投げ飛ばし。)
練也
ぐあぁっ!!(勢いよく投げ飛ばされ、バキャッという木戸が壊れた音を聞きつつ、階段を転げ落ちて再び宝物庫へと戻されてしまい。)
練也?
(宝物庫に飛び降りて来て、ゆっくり練也へと歩み寄り。)
練也
はぁ...はぁ...。(くっそ...なんで、"ワーム"が...!)(近寄られる前に起き上がり、偽物を見遣り。)
練也?
...。(片腕だけを変化させて、練也に近寄り。手には鋭い鉤爪、それが暗闇に一瞬煌めき。)
練也
(一か八か...。神様、力貸してくれよ...!)
練也
(先程ひったくった丸薬を口に放り込み。)...!!?(すぐに効果が現れ始めた。身体のいたるところから白煙が著しく立ち上ると共に、熱を帯び始めた。)
練也?
...死ね。(鉤爪を振りかぶり。)
練也
やられてばかりだとぉ...!!!(一気に吸い込んだ呼吸を、一気呵成に。0から100を意識した力の開放を以て、自らの持てる術、総てを目の前の自分...
練也
自分に擬態したワームに向けて。全力で放つ。)
練也
思うなあああっ!!!!(吠える。と同時に、体全周、体表より"不可視の波"を放つ。何故放てることになったかは、わからない。おおかた、先程の丸薬が影響したのだろう。)
練也?
!!!!?っ(その衝撃波の波により、ぶっ飛ばされ。)
カブトゼクター
(夜空を翔ける、一つの物体...時速800kmという速度にて、ある場所へと向かう。そして、その物体はある一つのモノを、ツノに提げていた。)
カブトゼクター
(ある自らが縁を持った、人間の下へ...。)
練也
この野郎...!!...だああああああああああっ!!!!
練也
(衝撃波を発した瞬間、敵である偽物、周りに存在するモノ、一切の諸共を巻き込み、全てを吹っ飛ばす。)
練也
(衝撃波の波により弾かれるようにしてぶっ飛ばされたものは、普通なら外側へそのまま弾かれる。しかし、なんらかの干渉があった...まるで波が押し寄せたのち、引き潮が起こるようにして、再び全てのものが引き寄せられる。)
練也?
人間、風情がぁ...!(すぐに体勢を立て直そうとするが、その引き潮のような大気の流れに飲まれ。)
練也
やけくそだぁ...!!てめぇ諸共、この建物ぶっ飛ばしてやる!!!
練也
だあああああああああああああああっ!!!!!!(咆哮が響き、彼が発した衝撃波と発生した"時空の歪み"の干渉により、生じた裂け目に2人は飲み込まれた...)
カブトゼクター
(その裂け目に、カブトゼクターも飛び込み。