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春花
ばあちゃん
私は毎年夏休みと冬休みには必ず家族とばあちゃん家に行っている。
いつもばあちゃんに会えるのが楽しみだった。
そして、夏休み。 私はばあちゃん家に着いた。
春花
ばあちゃん
ばあちゃん
ばあちゃん
ばあちゃん
春花
ばあちゃん
お母さん
お母さん
春花
ばあちゃん
夕御飯
春花
春花
ばあちゃん
春花
ばあちゃん
春花
ばあちゃん
春花
夜中
ばあちゃん
春花
春花
私はばあちゃんの声で目が覚めた。
春花
ばあちゃん
春花
お母さん
お母さん
病院
ばあちゃんが救急車で病院へと運ばれて行ったっきり、ばあちゃんと会えていない。
するとそこへお母さんが帰ってきた。
お母さん
春花
お母さん
お母さん
春花
あまりに急だった。
私は、これが現実ではなく夢だということを自分に言い聞かせた。
だけど、夢ではなかった。
病院
春花
春花
ばあちゃん
春花
ばあちゃん
ばあちゃん
春花
ばあちゃん
ばあちゃん
春花
ばあちゃん
ばあちゃん
春花
その後、ばあちゃんは静かに息を引き取った。
私は、泣いた。
涙を流して、声を出して、声が枯れるまで。泣いた。
気が済むまで泣き終えた後、私はばあちゃんが最後に作ってくれたお蕎麦の味を思い出した。
あの味はばあちゃんが作ってくれた以外に食べたことのない、ばあちゃんの味だった。
私が最初に好きになったもの。
それは、ばあちゃんの心からの愛情、そのものだった。
もう一度あのお蕎麦が食べたいな。