彩
おはようございます。
安藤先生
おはよ。
いつも通りの朝が来た。先生はいつもと変わらなかった。私の心だけがいつもと違った。
放課後。
岸田弥生
彩ー!安藤先生、まじ神。
この子は弥生。
私と幼なじみで安藤先生が好きだ。
同じ硬式テニス部。
彩
どうした?
岸田弥生
安藤先生が私のボールを受け取ってくれたー!
彩
良かったじゃん!
岸田弥生
あー、幸せ。
弥生は自分のことを全て話す。私も弥生に全て話している。
ただ、安藤先生が好きということは話していなかった。
岸田弥生
やばい、めっちゃかっこいい。
安藤先生
岸田、うるさい。
岸田弥生
はーい❤️
彩
あの、先生。
安藤先生
うん?
彩
冬季大会のことなんですけど、ちょっといいですか?
安藤先生
いいよ。
私と安藤先生は、コートを出て裏へ回った。
岸田弥生
私も行っていい!?
安藤先生
来んな。
岸田弥生
えー!!
彩
苦笑
岸田弥生
.........。
彩
弥生、ごめん。
安藤先生
行くぞ。
私は嬉しかった。先生も二人きりになれて。でも、弥生の目が怖かった。