テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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ナンバカ刑務所の可愛い男の子♡

第14話 - 14話

372

2024年02月14日

#ナンバカ夢

#ネタバレ注意⚠️

莉央

ﾄﾞｶｧﾝ

ミサ

え、何？

一角

ったくいきなり落とすとかあるかよ

一角

あのガラス野郎ホント男の扱いが雑だな

ミサ

(この声)

ムサシ

(この声...)

一角

ここが難波刑務所かぁ

一角

天気も良くていいじゃねぇの

ムサシ

まさかっ

一角

久しぶりだなぁムサシ

一角

地獄から舞い戻ってきてやったぜ

一角

そういえば自己紹介がまだだったな

一角

俺は囚人番号1111番一角だ

一角

俺はある目的があってここに来た

一角

お前に会うために、じゃあ早速始めようか

ミサ

...い、一角

ムサシ

(そういやミサも一角の話をしてたな、知り合いか？)

一角

あ？お前は

ミサ

ﾀﾞｯ

ミサ

一角！！

ムサシ

一角

ミサ

兄さん!!笑

ミサ

抱きつく

一角

よぉミサ笑

一角

久しぶりだなぁ笑

ムサシ

...は？

ミサ

大好き笑

ミサ

僕ね決めたんだ

ミサ

今まで以上に兄さん達愛すし守るよ

一角

今まで以上に、ってこれ以上何すんだよ

一角

今までのでいいっつーのめんどくさい

ミサ

だって、

一角

心配しなくても昔も今も俺はお前のこと好きだぜ笑

ミサ

.*･ﾟ(*º∀º*).ﾟ･*.

ミサ

ホントに？！///

一角

ホントホント〜

一角

だから邪魔しないで離れてろよ

一角

今日はムサシに用があるんだ

ミサ

わかった！笑

ムサシ

えっと、どういうことだ？

ミサ

一角兄さんは僕の兄さんだよ

ミサ

血は繋がってないけど僕がそう言ってるの笑

ムサシ

あ、そう

ミサ

それで何しに来たの？

一角

そうそうそれなんだが

仁志

ダメーーー

一角

はっぷ

一角

ななななな何しゃがんだゴルァァァァァア

仁志

今は僕と玄狼さんと仕合をしてるんです

仁志

割り込みはダメです順番はちゃん待っててください

一角

んなこと知るかすっこんでろよ

仁志

うわっ

一角

ったく変なムショに来ちまったぜ

一角

まぁいい説明するより行動した方が早いかもな

仁志

えっ、...何？！

ミサ

大丈夫？仁志くん

仁志

は、はい、ありがとうございます笑

一角

俺の拳を受け止めるなんざ大したもんだな

一角

やっぱり心眼ってやつは便利か？

ムサシ

こいつを教えたのはアンタだろ

一角

鈍っちまったかと心配したがそうでもねぇみたいだな俺は嬉しいぜ

ムサシ

世間話をしにきたわけじゃないだろアンタここで何するつもりだ

一角

まぁ一応言っておくか

一角

ムサシ悪いがお前には死んでもらう

ムサシ

死んでもらう、だと？

一角

実はある噂を聞いてよ

一角

お前が力を使えなくなった上に大人しくムショでも飼い慣らされてるってな

一角

だからこの俺が根性叩き直してやろうとおもってな

一角

まさかとは思うがお前自分の目的を忘れたわけじゃねぇよな？

ムサシ

忘れちゃいない今でも奴らは憎い復讐だってしたい

ムサシ

ただ...

一角

ただ？

ムサシ

今はそれよりやりたいことが出来た

一角

へぇ笑

ﾄﾞｶｯ

ムサシ

かはっ

一角

てめぇ今なんつった？あぁ？

一角

復讐よりやりたいことだぁ？

一角

復讐以外に自分に残されたもんはなかったんじゃないのか？そのために強くなったんだろ？

一角

その力で奴らをぶっ殺すんじゃなかったのか？！あぁ？！

一角

お前ホントにあのムサシか？情けなくて見てられねぇぜ

仁志

勝手に壁壊さないでください！ムサシ君も痛そうじゃないですか！離してください！ケンカしちゃだめです

ポコポコポコポコ

ミサ

(空気が、笑)

一角

...っちなんなんだよさっきから

ムサシ

仁志さん早くここから離れてくれ

仁志

で、でも

ムサシ

大丈夫、ケンカはしない

ムサシ

せっかく仁志さんがくれたチャンス、無駄にしたくないからね

一角

...はっなるほどそういうことか

仁志

！

ﾄﾞｯ

ムサシ

...っ一角...お前

一角

これでうるせぇのはいなくなった

一角

邪魔もいなくなったしゆっくり話が

ミサ

(まぁ仁志くんだし)

仁志

もーいきなり何するんですか

一角

？！

仁志

まだ僕がムサシくんと話してる...

ﾄﾞｺｯﾎﾞｶｯﾊﾞｷｯﾎﾞｶﾞﾄﾞｺﾞﾎﾞｶﾞﾄﾞｺｯ

仁志

途中だったじゃないですか！ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

一角

ｾﾞｰｾﾞｰｾﾞｰ

一角

(なんだこいつ...)

一角

あーもういいめんどくせぇこいつは見なかったことにする

仁志

？

一角

おいムサシ話を戻すぜ

ムサシ

あぁ俺もお前に話したいことがある

一角

あ？

ムサシ

ミサとはどういう関係だ？

一角

あーさっきも言っただろ兄さんだよ兄さん

一角

兄弟だ

一角

最初はウザかったがお前も知ってる通りあいつ使えるだろ？笑

一角

だから兄弟ごっこに付き合ってやってんだよ

一角

俺の言うことならなんでもきくし俺のためなら命張れるくらいだからなぁ笑

一角

まぁ人殺せないのはあいつのめんどくせぇとこだが

ムサシ

お前、あいつがどんなにお前のこと好きか知っててそんなこと言ってんのか、

ムサシ

俺と話す時も兄さん兄さんって話してんだぞ

ムサシ

その想いをお前は利用してんだぞ!!わかってんのか？！

一角

あ〜、何？

一角

お前、あいつのこと気に入ってんの？

一角

でもさぁ、これ身内の問題だろ？お前が横から入る権利あるわけ？

ムサシ

友人だ

ムサシ

心配くらいする

一角

...ぶはっ笑

一角

マジか笑

一角

あいつはお前のことなんとも思ってないと思うけどなぁ

一角

あいつは俺らみたいな兄さんと父親しか信用もしてねぇんだよ

ムサシ

それでも俺はあいつの事を友人だと思っている

一角

.......あっそ

一角

まぁお前がなんと言おうと俺らの間に入ることは出来ねぇからな

ムサシ

お前は、あいつを利用して、可哀想とか思わねぇのかよ

一角

思わねぇよ

一角

あいつは優しい兄さんが欲しくて俺を大事にしてるんだ

一角

あいつが俺を利用するなら俺も利用させてもらう

一角

それが俺らの関係だ

ムサシ

...ｯ

一角

分かったらミサに余計なこと言うじゃねぇぞ

一角

次は俺の話だ

ムサシ

ぐぁぁぁああああ

仁志

ムサシくんを離してあげてください！

一角

.....

仁志

え

ミサ

『仁志くんおいで』

仁志

え？体が勝手に

ミサ

ｷﾞｭ

ミサ

ダメだよ兄さん

ミサ

例え仁志くんでもそれは危ないから

一角

ミサが抑えてくれるんだったら兄さんはなんもしねぇよ笑

仁志

あ、ありがとうミサちゃん

ミサ

ううんいいよ笑

ミサ

ごめんね僕の兄さんが

ミサ

優しいところもあるんだよちゃんと

仁志

ミサちゃんのお兄さんならそうなんだね笑

一角

さぁて生まれ変わった気分はどうだ？ムサシくん♪

ムサシ

あぁ...そうだ、俺には憎むべき相手がいた...

ムサシ

俺の人生をめちゃくちゃんにしたヤツら...傷の男...エルフ...そして...今日もう1人増えた

ムサシ

一角っ...お前だ

一角

ミサ、お前は何もやるな

ミサ

ﾋﾞｸ

ミサ

(あのカメラ壊そうと思ったのに、)

一角

俺のために動いてくてんのはありがたいがここから出る気がないなら余計なまねするな

一角

全部俺がやる

ミサ

.......で、でも兄さん、今は

一角

いいんだよお前は手ぇだすな

ミサ

....うん、

一角

カメラを壊す

一角

これで俺たちを監視するやつはいなくなった、データを取られる心配もない

一角

これで思う存分力が使えるぞ

一角

俺とお前でやりたい放題だ

ムサシ

監視...データ、なるほどそういうわけか

ムサシ

どうりで誰も止めようとしないわけだ

ムサシ

まさかここでもこんなことされるとはな

ムサシ

俺の事を唯一庇ってくれたのに、俺のせいであの人の努力を無駄にした

仁志

そんなことないよ

ムサシ

ミサ、ありがとな

ムサシ

いや、お前は一角側だろうが

ミサ

僕だってこういうやり方は好きじゃないよ、

一角

でも俺の言うことは聞いてくれるだろ？笑

ミサ

もちろん笑

ムサシ

アンタは俺と一緒に地下に落ちてもらう悪く思わないでくれ

一角

オイオイ俺はお前が必要だからここに来たんだぜ？感じがいなくなった今やっと本来の目的が実行できるんだ地下なんかに落ちてるヒマなんざねーんだよ

ムサシ

目的？

一角

ムサシ、俺とここを脱獄しようぜ笑

ムサシ

無理

一角

ぇぇええええええ？！

一角

ｶﾞｰｰﾝ

一角

せっかくここまでしてやったのにつかわねぇとはな、どうやら俺の見込み違いだったようだ

一角

期待した俺が馬鹿だったぜお前の炎を俺は心底気に入ってたのによう

一角

とんだ宝の持ち腐れだお前の発火能力は十分な戦力になると思ってたのによ

一角

こんなことならもっと徹底的にやっとくんだったぜ

一角

まぁ俺が甘かったって言うのもあるが

一角

まぁどっちにしろ

一角

発火の出来ねぇお前にもう用はねぇ

一角

お前ならあいつらと渡り合えるかと思ってたんだがこれじゃあもう無理だな

一角

あの枷つきのバケモンの相手はよ

ミサ

一角兄さん！

一角

？

ムサシ

...そうか、そういうことだったのか...

ムサシ

これで確信した

一角

あ？てめえ何言ってやがる

ムサシ

一角、お前は2つ勘違いしている

ムサシ

1つ目は、俺はもうお前の駒じゃない

一角

あぁ？

ムサシ

2つ目は俺の能力は発火じゃない

一角

なんだと！？

一角

ｯてめぇ一体何をした！

ムサシ

お前に教えることなんかねぇよ

ムサシ

ましてや、傷の男の幹部なら尚更な

ミサ

ビクッ

ミサ

(もう兄さんのバカ!!)

一角

ーーーーーーー

ムサシ

ーーーーーーーー

ミサ

兄さん！！

一角

ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ

仁志

なんだかよく分からないけどムサシくんすごーい！

ミサ

兄さん...兄さん、

一角

来るな！

ミサ

ﾋﾞｸｯ

一角

お前は関わるな

ミサ

...う、うん、

ムサシ

本来の俺の目的はこいつでお前を仕留めること

ムサシ

お前が無下にしたあの人の努力の仇は俺が取る

一角

...くっ

ムサシ

もう遅い

ミサ

ダメ!!

ミサ

『止まっ』

ミサ

ｺﾞﾎｯ...ｯｺﾞﾎｯ

ミサ

(あれ、どうして...)

ミサ

(やばい、倒れ、そ...)

ムサシ

俺の勝ちだ

一角

！！

一角

み、ミサ！！

ムサシ

おいどこに

仁志

僕の刀塗装が剥がれて真っ黒になってる〜！カッコイイけど

ムサシ

あっ、その...すいません

ミサ

.....あれ、

一角

おい大丈夫かよ

一角

ｯｯ

ミサ

兄さんこそ!!

ミサ

あぁ...あぁ...一角兄さん、怪我して、

ミサ

て、手当しないと、

ミサ

守るって言ったのに、泣

ミサ

ごめ、ごめんなさ...

一角

うるせぇ

一角

ﾊｰ...ﾊｰ、ｯｯ

一角

お前薬飲んでねぇのかよ、

一角

最近その力使いすぎたか？

一角

程々にしろって、前から言ってるだろうが

ミサ

ご、ごめん、薬はここに来る前から切らしてて

一角

マジか、お前も脱獄するぞ

一角

薬が

ミサ

えぇダメだよ、ねぇまずは手当してもらおう？

ミサ

僕のことはいいから

ムサシ

.......お前、さっきは色々言ってたくせに、実はお前も大事なんだな

一角

...ﾁｯうるせぇんだよ

玄狼

勝負ありじゃな

玄狼

お前には聞くことが山ほどある大人しくしてもらうぞ

玄狼

33番お前もだ

ミサ

ﾋﾞｸｯ

一角

あ？犬ころ風情が、俺に尋問なんか百年早、

ミサ

だ、ダメだよ、多分、今の一角兄さんじゃ

一角

.......

一角

...あぁ

ミサ

休んでてよ、

ミサ

チャンスはあるからｺｿ

一角

おい犬、ミサはただ俺の家族ってだけだ

一角

俺の脱獄に何も関わっちゃいねぇたまたまここにいただけだ

一角

ミサには手ぇ出すな

玄狼

それはわしの判断出来ることではないが、努力はしよう

ミサ

兄さん、

ミサ

ねぇ、一角兄さん、僕ね愛されたくて、兄さん達の役に立つために生きてきたけど、

ミサ

それ辞める

一角

あ？

ミサ

僕、これからは見返りなんて求めないから

ミサ

愛して愛して、大事にする

ミサ

家族だから笑

ミサ

愛はね、求めるものじゃなくて与えるものなんだって、ここの看守の人が言ってんだ笑

ミサ

だから、僕は兄さん達に嫌われててもいいよ、無理に愛想良くしなくても

一角

バカかお前

ミサ

バッ

一角

なんで俺がお前に愛想良くしねぇと行けねぇんだよ

一角

嫌いじゃねぇよ、むしろ気に入ってる

一角

俺は誰にも愛想良くなんてしねぇよ

一角

たまに手伝ってくれればいいんだお前がしたい時に、俺も手伝う

一角

お前成長したな笑

一角

撫でる

ミサ

//////

一角

これからはごっこは辞めるか

一角

俺ももうお前に合わせねぇよ

ミサ

...ありがとう、////

ミサ

(猿鬼さんの言う通りだった...//)

ムサシ

.....ちょっと話がある

ムサシ

いいか？

ミサ

うん、いいよ

ムサシ

お前も傷の男の幹部なんだろ？

ミサ

.....そうだよ

ミサ

殺したいかもしれないけど、僕はまだ死ぬ訳にはいかないから、戦いたいっていうならする

ミサ

僕が用済みになればどうせ殺されるからさ、その時は僕を殺してよ、笑

ミサ

怒りをぶつけてもいいし拷問してもいい

ミサ

すぐに殺してもいい

ミサ

でもお願いだから、少し待って

ミサ

あと、ジューゴくんには言わないで...

ミサ

まだ嫌われたくないんだ、

ムサシ

なんで記憶を消さないんだ？お前は出来るだろ

ミサ

今言ったことを言いたかったから

ミサ

お願い

ミサ

頭を下げる

ミサ

ジューゴくんには言わないで

ムサシ

.....言わねぇよ、お前良い奴だし

ムサシ

何か理由あるんだろうし

ミサ

ｯありがとう!!笑

次回♡14

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