青桃の教師×生徒パロ

attention 青桃です マスクをしているのが当然の世界線です 地雷の方は控えてね！

バチンっバチンっバチンっ

生徒会の資料を1人でホチキス止めする

他の奴らは大会が近かったりして先に出て行った

何気なく窓の外を眺める

部活をしている生徒達の声

熱が入っている先生の怒号

誰も居ない虚空に零した

はずだったのに

突然聞こえた声に驚いて椅子から落ちそうになる

悪びれる様子もないいふ先生

帰国子女で英語はペラペラ おまけにルックスも良いと来た

そんないふ先生を狙う人は沢山いた

俺も、その中の1人だった

夕日に照らされながら外を眺めるいふ先生を見る

今は俺と先生しかいない

誰も今のいふ先生を知らないと思うと、誰にも見えない口元がニヤけた

時計を見ると、短い針はもう6と7の間を指していた

普通、2、3人でやる量を1人でやっていたんだ

スマホを取り出して、母にLINEを打つ

送信ボタンを押す

前に、スマホを取られる

先生が何を考えているのか分からなくて威圧的になる

先生は俺をおちょくってるだけだ

期待なんかするな、自分

真剣な表情の先生にどもる

先生の手が俺の腰に回る

少し背伸びをすれば鼻が当たりそうな距離まで近づく

先生の顔が近づく

布製のマスクが唇に当たる

マスク越しに先生の熱が伝わる

目を細めて楽しそうに笑う先生

好きな事バレた？

諦めさせるためにキスしたの？

なんだか惨めに思えて下を向く

顎を掴まれて先生と目が合う

ニッコリと笑う先生になんだか気恥しさを覚えて俺は教室を飛び出した

ないこが去った後の教室に1人残る

マスクの上から口元を手で覆う

ふと、教室のカレンダーを見る

今は7月

ないこの卒業まで、あと8ヶ月…

「卒業したら、全部奪うから」

自分で言ったくせに…

バタバタバタバタバタ

息を切らしたないこが戻ってくる

物凄い剣幕でまくし立てられる

バタバタバタ

思わず床にしゃがみこんで頭を抱える

早く、早く卒業してよ