放課後、2人きりの屋上。
増田
○○
いきなり痛い質問。
その理由は一つしかない。
その人は今、目の前にいるんだから。
○○
増田
貴久は、ふっと呆れたように笑って 片手に持っていたペットボトルの水を飲んだ。
幼馴染の貴久。
好きになっちゃいけないような気がしててでもどこかで、いつかは 好きになるんだろうって思ってた。
好きな人に恋愛相談なんて 幼馴染じゃなきゃできてない。
良くも悪くも立ちはだかる壁。
増田
○○
いや、当たり前。
増田
昨日、 学校の帰りに一緒にカフェ寄ったんですけど…
○○
増田
仮に私が前者でチャットを送っても 後者でコールを鳴らしても、
目の前にいる貴久のスマホが 震えるのに変わりはない。
○○
うんうん、と頷く彼。
増田
にやにやとからかうように笑うから
○○
思わず張り合った。
増田
思ってもいなかった展開。
練習どころじゃない。
リハーサルなんか越して、 私からしてみればそれはもう本番なわけで。
○○
増田
穴があきそうなほど見つめられて 身体の芯のところから 体温がぐんぐんあがっていくのがわかる。
何も言えない私に貴久は…
増田
この想いはどこかで弾けて 知らぬ間に届いていたらしい。
“好き”が奪われるまであと_________
コメント
4件
よくわかってんじゃんさすが!!パチバチ やるね〜 ドSですねw
わかってたんだ😲 そりゃ幼馴染みだもんね〜 カッコいいなぁ…